害虫関連

【閲覧注意】サボテンについたサボテンシロカイガラムシの観察とその幼虫の動画

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今回の記事は、虫がだめな人は閲覧注意です!本当に気持ち悪いです。ただしなかなか貴重な動画もありますので、興味がありましたらどうぞ。

 

というわけで、前回の記事ではビカクシダにつくカイガラムシの話でしたが、今回はサボテンにつくカイガラムシの話です!

というわけで、前回の記事はこちら

【閲覧注意】ビカクシダにつくベトベトとカイガラムシのタイムラプス観察と幼虫の動画
今回の記事は、虫がだめな人は閲覧注意です!本当に気持ち悪いです。ただしなかなか貴重な動画もありますので、興味がありましたらどうぞ。 ・・・ というわけで、ビカクシダ(コウモリラン)が何故かベトベトって人いないですかね! ・・・まぁ私なんです...

 

というわけで、今回の主役はこちら。紅花団扇(Opuntia bergeriana)についたカイガラムシ。

 

サボテンにつくカイガラムシは、マルカイガラムシ、カタカイガラムシ、ロウムシ、フクロカイガラムシ、コナカイガラムシとあるらしいのですが(カクタスハンドブックより)、今回撮影しているやつは、おそらくマルカイガラムシの仲間でサボテンシロカイガラムシ(Diaspis echinocacti)です。たぶん。

まず注目すべきはその学名ですかね、echinocacti(エキノカクティ)ですって。Echinocactusはご存知、金鯱や太平丸などの属名ですから(なお、echinoは「棘のある」という意味、cactiはcactusと同じ)、このサボテンシロカイガラムシがいかにサボテンと関わっているかがわかりますね。

 

というわけで拡大!
これはすごい。ここまで気づかなかった私もすごい。

別角度。ふさふさです。パン粉をまぶした何かみたいな。

 

新芽は大好きな感じ。柔らかそうで美味しそうですしね。

 

別の節。アレオーレの付近は比較的カイガラムシが少ないようにもみえます。美味しくないのかも。

 

更に拡大。

 

更に拡大。丸いのと細長いの2種類いることがわかりますでしょうか。

さぼちゃんマイラブ サボテンシロカイガラムシ様によれば、細長いのが雄で、丸いのが雌とのことです。前回のビカクシダのカイガラムシでは、雄は超激レアな存在だったため、こんだけ雄がいることはなかなか興味深いです。ちなみに私の知識によれば、カイガラムシの雄は羽が生えてて飛ぶ・・・ような気がするのですが、この細長いのがこれから飛んでいくのか、それともこれは飛んだあとの抜け殻みたいなものなのか、それとも私が全然勘違いしていて飛ばないのか、いまいちわかりませんでした。カイガラムシ博士がいらっしゃったら教えて下さい。

Cacti Care – Pests and Diseases On-line Guide to the positive identification of Members of the Cactus Familyに参考になりそうな画像があるのですが、いまいちよくわからんでした。

 

拡大してもよくわからんです。

タイムラプス撮影でもしたらわかるのかもしれませんが、撮影のために家の中に入れたくない・・・ですね。。。。

ちなみに、Diaspis echinocacti – Diaspididae of the World 2.0: Diaspis echinocactiによれば、サボテンシロカイガラムシのその生態は、有性生殖であり、雌は約150個の卵を産むようです。卵から成体への発育は、27℃で雌は約23日(雄は24日)で、1世代としては約50日だそうな。

下の写真は比較的あたらしい節の写真。新しい節には、丸いやつ(つまり雌)が多い感じがします。もしかしたら、活発に移動するのは雌だけで、そこで雌が大量の卵を生んで雄は産まれてからはそんなに動かないのかもしれないです。なかなか興味深い。

 

そんで、下の写真ですが、黄色いつぶつぶがいくつか見えるのがわかりますでしょうか。

 

さらに超拡大!

これがクローラー(移動する幼虫のようなやつ)っぽいです。クローラーについて詳しくは前回の記事をご参照のこと。

というわけで、マクロレンズスマホとUSB顕微鏡カメラの動画を。長めなので適当に飛ばしながらご覧いただければと思います。後半がUSB顕微鏡の動画。

 

前回のヒラタカタカイガラムシ(Coccus hesperidum)のクローラーは辛うじて肉眼で見えたのですが、このサボテンシロカイガラムシのクローラーは、本当に肉眼では見えないです。大きさが前回と全然違います。クローラーの見た目(形)はほぼ一緒な気がします。

 

・・・

 

というわけで、いやはや自然は面白いなぁと思ったところで、、、

強烈な水流で全部流しました。

 

剥がれたあとは黄色くなっています。覆いかぶされていたおかげで光合成ができなかったためなのか、何らかの吸血作用によるものか。

 

その後、なんか気分がさっぱりしなかったので、枝を全部落としました。あと効き目があるかわかりませんが、ベニカXもじゃぶじゃぶかけました。

 

というわけでこのウチワサボテンは今後は一節の盆栽型栽培でいこうと思います。サンセベリア・マッソニアーナみたいでかっこいいです。今後でてくる節は全部切っていって一枚を太らせようかと。太るのかわかりませんけど。

 

こう一枚刺さってる姿はかっこいいですな。紅花団扇。

木質化してってくれれば私的には理想なのですが。。。

 

というわけで、サボテンシロカイガラムシの話でした。

コメント

  1. 武蔵野好き より:

    ぞぞーっとしました!サボテンも人をゾゾーっとさせることができるんですね!
    やはりサボテンは魅力的です!

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