特に記事にすることもないので、今回はサボテン・多肉を1年間育ててみて感じた「サボタニ栽培あるある」を個人的にまとめてみました。皆おおよそこのような道を歩むのではないでしょうか。たぶん。
題して
サボテン神への道
友人宅でかわいい寄せ植えのサボタニに出会う。
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100円ショップでなんとなくサボタニを買ってみる。
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「どうせ100円だから枯らせてもいいや」と思っていたが、情が移る。
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もっとほしい!かわいい!
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ホームセンター・一般園芸店でサボタニを買ってみる。
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すげえかっこいい!
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書籍を買ったり、WEBで検索したりする。
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こんなにいっぱい種類があるのか!すげえ!
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通勤途中の他人の家の庭先にある短毛丸が気になって仕方がない。
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土日はホームセンター、園芸店、100円ショップ巡りで1日が終わる。
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帰宅途中の他人の家の庭先にある黒法師が気になって仕方がない。
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植物が増えていくにつれてベランダが狭くなる。
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家族に怒られる。
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サボタニ専門店に通うようになる。
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簡易フレームを自作or購入する。
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春の植え替えで、外が寒いので家の中で植え替えをした結果、部屋が土まみれで家族激怒。
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最初に買ったサボタニが枯れる。悲しみのあまり引退を決意する。
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次の日に引退を撤回。
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——初級者の壁——
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簡易フレームに保温装置を設置する。
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ブログやツイッターを始める。
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毎日の天気が異常に気になる。台風が逸れるよう心の底から願う。
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植え替えの時に、根を切り詰めることが怖くてできない。
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100円ショップで横にあったチランジアに手を出す。
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斑入りに手を出すが、実は斑入りではなくウイルス。
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カイガラムシとの死闘。
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ヤフオクに手を出す(落札)
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とんかつを食べるときは「さぼてん」で。
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アカダニとの死闘。
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職場の飲み会でサボテンの魅力を語るも、皆ドン引き。
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培養土に無駄に凝りだす。
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胴切りしたサボテンの根が出ていないか、毎日ひっくり返す。
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無駄に学名を暗記しようとする。
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風が強いという理由で有給を取得。
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ハウス販売しているところに見学・遠征するようになる。
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50℃近いハウスの中で、数時間何を買うか悩む。
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人工照明にトライする。
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綴化に魅力を感じるようになる。
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短毛丸のような普及種を駄物扱いし、難物に手を出そうとする。
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家に置けなくなったサボテンを近所の公園に植えてみる(やっちゃダメ)。
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園芸店で紅彩閣を買おうとしていたカップルに、「それはサボテンではなくトウダイグサの仲間でね・・・云々」と話しかけ、ドン引きされる。
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単焦点の一眼レフが欲しくなる。
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どことなく土壌のpHが気になる。
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実生を始める。
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ベンレートをブン撒くもカビだらけの実生苗に怒り爆発。 <===== 今大体ここらへん
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見よう見まねで接ぎ木を始める。
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海外から種を輸入する。
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実生の植え替えがめんどくさくなる。
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育った実生苗を置く場所がないにもかかわらず毎年蒔く。
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協会やサークルに入会する。
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——中級者の壁——
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ヤフオクに手を出す(出品)。
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品評会に出す。
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品評会で優勝。
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サボテンの原産地を拝むために海外へ。
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サボタニのためだけに大きな栽培環境がある家に引っ越し、大型サボタニ用ハウスを建設。
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○○園として商売を開始。
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新種を発見・創造し、命名する。
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幼苗の数mmの斑から、将来の斑の形を想像できるようになる。
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書籍を出版。
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——上級者の壁——
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もはや芒刺が刺さろうが痛みも感じない。
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ユーフォルビアの雄雌を種の状態で判別できる超能力を身につける。
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「私がサボテンを育てているのではない、私がサボテンに育てられているのだ」と名言を残す。
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私の前世はエキノプシスだったのかもしれないと思う。
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かつて駄物とバカにした短毛丸に心の底から詫びる。
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短毛丸タンとちゅっちゅしたいよー!
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サボテン神へ。
どうですかね。