もはや一体私の他に誰が興味があるのか、検討もつかないサボテンの刺の話題です。
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こちら我が家のギムノカリキウム・新天地さん。斑入りですね。ちなみになんとこれ数年前、ダイソーで100円で売っていたものです。立派になったものです。
そんな新天地なのですが、刺に水がかかると色が赤く変わるのです。
下の写真が刺が乾いている状態。まぁ白い刺と言って過言ではないでしょう。
で、これが水で濡らしたときの状態。赤い刺ですね。完全に。
なぜこんなことが起こるのか、マクロレンズで接写して観察してみましょう。
これが上記の新天地の刺の水に濡れていないときのドアップです(スマホ用マクロレンズ使用)。赤っぽい刺にフサフサ?ザラザラ?の白い何かがいっぱいくっついているのがわかりますでしょうか。うん、面白いですねえ。
もっと拡大して撮影したものがこちら。まるで棒ヤスリのようです(スマホ用マクロレンズ使用)。
さらに拡大したものがこちら(スマホ用デジタル顕微鏡(?)使用)。ぱっと見る限りガラス状の繊維的な感じにも見えます?
これが水に濡れると、あら不思議下記のようになります。すごい。
そんな刺が白から赤に変わる奇跡の瞬間を動画でどうぞ!
より拡大バージョン。動画としてまったく面白くはないです。はい。
で、結局の所、この現象はどういう理論かということなんですが、私が推測するに、
新天地はもともと赤い刺で、刺の表面についている微小な半透明な凸凹が、水に濡れていない状態だと光を乱反射して、赤い刺を隠している。そして凸凹が水に濡れると、凸凹の間に水分が入って、平らな面になって光が透過し、中の赤い色が見える。
という感じじゃないでしょうか。スリガラスに水をつけると透明になるのと同じ理論ですね。
まぁ、新天地がなんでこんな構造になっているのかは私にはよくわからんですけど。
(自生地では、刺に貴重な水分をまとわせて空中湿度でも保ってるのかな。。。全く自信ないですけど)
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ちなみに、水に濡れても特に色が変わらない、同じギムノカリキウム属の尾形丸(Gymnocalycium pflanzii var. albipulpa)の刺を拡大してみてみると・・・
根元の方はこんなかんじ。つるつるですね。
先端のほうも拡大。ちょいザラザラですけど、新天地とは違いますね。
だから水に濡れても特に変化はないと。。。
ということで、新天地豆知識でした!
昔の似たような記事はこちら
なお、今回使ったレンズ関係はこちら。
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後者の商品は、1920*1080までの解像度で撮影できると書いてあるんですけど、どうやっても1280*720でしか撮影できないっす。だれか解像度の変更の仕方をご存じの方がいらっしゃいましたらコメント下さい!あとUSBによるPC直結撮影でも、ケーブルの接触だかドライバの問題だかで、ほとんど認識してくれないです。なにか使い方が間違っているのですかねえ。。。
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