というわけで、昨年の9月に実生の金鯱(Echinocactus grusonii)を植え替えたのですが、その際に、土にいろいろな肥料などを加えて、どのぐらい差が出るのかを実験しました。
その肥料の内容は下記のとおりです。
- 標準培養土
- 標準培養土+マグアンプ
- 標準培養土+牛糞堆肥
- 標準培養土+鶏糞
- 花・野菜用の土
詳しくは下のリンクから。

ちょうど半年ぐらい経ちましたので、途中経過としてどうなったのかを見てみます。
これが昨年9月の写真です。
そんでこちらが、半年後の姿。どーん!
そのスピードが適性かどうかは置いておいて、とりあえず少なからず大きくなっています。
ただ、写真では右の二列がなんとなく大きいようにみえますが、実際の見た目ではまったく成長に差がありません。全部同じ大きさです。
肥料が大きからといって、大きくなるわけでもなく、肥料焼けもしませんでした。
う~ん。
気を取り直して、もうひとつの実験が、寄せ植えと一本植えの違いです。
サボテンは小さければ小さいほど、寄せ植えが良いとされています。これは多数の根があったほうが、鉢内の水分の調整がうまくいくからと聞いたことがあります。
というわけでどうなったでしょうか。
こちらが昨年9月の寄せ植えです。
そんでこちらが半年後の姿。どーん!
そんで現在の寄せ植えと一本植えの違いです。
写真では違いがよくわかりませんが、実際の見た目では、寄せ植えのほうが大きいです。完全に大きいです。写真ではわかりませんが。。。
ということで、ここまでの結果を整理すると、
- 我が家の標準培養土に肥料を追加しても別に変わらない
- この程度の大きさの金鯱であれば、寄せ植えしたほうが成長が早い
・・・ということになりそうですが、
今になってよく観察・考察しますと、肥料と、寄せ植え・単幹植えというパラメータ以外に、今回の実験では、置いてある株と株の距離が影響をした可能性があるような気がしました。
つまり、一本植えのほうは、見た目からも分かる通り隣の株との距離がもともと狭く、現時点で刺がとなりに刺さりそうになっています。これでは、そのギュウギュウ感(?)がストレスとなり、成長を止めてしまったのではないかということです(つまり大きさが飽和状態)。
逆に寄せ植えのほうは、まだ隣の株との距離に余裕があります(つまり大きさがまだ飽和していない)。
つまり、寄せ植えのほうが大きく育ったのも、鉢内水分調整がどうのこうのではなく、大きくなるスペースがあったから・・・という気がしてきました。
また、肥料の多少問題も、大きさがこの時点で飽和しているのであれば、実はこの大きさになるまでのスピードに違いがあったのかもしれません(今となってはわかりませんが・・)。
ということで、相変わらず条件がガバガバの実験でしたね!
でももう少し様子を見ましょうかね!
緩効性肥料が効いてくるのもこれからでしょうから!たぶん。








