そういえば6月はじめぐらいに袖ヶ浦の花が咲いて、結実して、種ができたので種を蒔いて、発芽しました。
今回はその記録です。
さてさて、台木として超優秀な性質を示す袖ヶ浦ですが、その発生学的な位置づけはいまいちよくわかっておらず、臥竜×花盛丸だとか、新橋×エキノプシスの何かだとか言われているような気がします。たぶん。
そんな袖ヶ浦、とんでもなく花が綺麗です。
その美しさはサボテン界でもトップクラスだと思っています。
性質は極めて頑丈で、何もケアしなくてもほぼ枯れることはありません。水はサボテンと思わずにたっぷりあげたほうがいいです。
また、寒さにも強く、我が家では冬も出しっぱなしです(写真のように寒波で痛みは出ますが、今のところ、死んでしまったものはないです(南関東))。
さて
袖ヶ浦を結実させるには、もう一つの花の咲いている袖ヶ浦を用意して・・・ではなく、花の咲いているエキノプシス属の何かを用意しなくてはならないそうです。
つまり、袖ヶ浦×袖ヶ浦では結実はしなくて、袖ヶ浦×エキノプシスだと袖ヶ浦が生まれる、ということになります。なぜそうなるのかは(私は)未だによくわかりませんが、無融合生殖・Apomixisがどーのこーのとか、刺激による自家和合性がどーのこーのとのことです。
そんで今回、結実のために用意した花はこちら。
上記動画のどっちかの短毛丸的なやつです。
雄しべをぶっちぎって、袖ヶ浦にワシャワシャします。
そんで1~2ヶ月後。
どーん!
ドラゴンフルーツそっくりですね。
そんでさらに時間が経って
裂果
台所で種を取り出します。
白い果肉の部分は、発芽抑制物質を含むそうなので、しっかり取り除きます。
昔も同じようなことしてましたね。

乾燥させます。
そんで、いつもの通り、一般サボテン用土に、無肥料の赤玉細粒を敷いて種をパラパラ。覆土はしません。そんで放置。
そんで・・・
ぱらぱら発芽が始まりましたのでタイムラプス動画を撮ってみました。
実に一週間の記録です。
15秒間に1回撮影で、おおよそ5万枚です。
総画像容量は16GBです。かなり貴重な映像だと思います!たぶん。
うーん、神秘的です!
そしてあれですな!
なんか白い虫が歩き回ってますな!
というわけで、今後共頑張って育ってほしいです!