■2013年09月
近くの園芸店より入手(写真手前左より5個目)。名前はオクサカ。
帰宅後、本で調べるも該当する名前は見つからず。
ネットでいろいろ調べたところ、見た目は「ピタハヤ柱」っぽいということがわかりました。「ピタハヤ柱」で本で調べると、1冊だけ載っていました。-「サボテン・多肉植物-花づくり園芸図鑑シリーズ」より。
たしかに似ています。さらにネットで「ピタハヤ柱」で調査を進めていくと、「ピタハヤ柱」は「神代(Cereus variabilis)」というサボテンであるということがわかりました。(※原色カクタス辞典には「神代」はCereus pervianusとなっていましたが、どちらが正しいのかはよくわかりません)
ということで、結局のところ「オクサカ」は「神代」なのかということなのですが、ぱんさのサボテンランドさんのところで「ピタハヤ」問題について言及されていました。要約しますと以下のとおりです。
- ピタハヤはいわゆるサボテンの実(例えばドラゴンフルーツ)のこと。
- 英名でピタハヤといえばステノケレウス(朝霧閣や太郎閣のこと)を指す。
- 和名でピタハヤ柱といえば神代のことを指す。
- というわけで出版されている本でもぐちゃぐちゃになっている。
ここで出てきました朝霧閣や太郎閣ですが、たしかに辞典でみると「オクサカ」に似ています。個人的感想では神代より似ています。というわけで、「オクサカ」は「神代」か「朝霧閣or太郎閣」ではないかというとこまできました。
ここで某掲示板より「オクサカはメキシコのオアハカ州(oaxaca)のことではないか」という情報が入りました。
朝霧閣(Stenocereus pruinosus)の原産地に確かにoaxacaと書いてあります。
神代(Cereus variabilis)の原産地はメキシコではありませんでした。
というわけで「オクサカ」=「oaxaca」=「メキシコのオアハカ州」=「朝霧閣」ということになりました。私の中で。
某掲示板の皆様ありがとうございました。
10月に植え替えをしました。
■2014年01月
頭が割れ、ちょっとだけ成長しました!かわいい。
■2014年02月
オクサカの正体が判明いたしました!上記参考サイトのぱんさ様ご本人よりご指摘がありました!これは朝霧閣ではありませんでした。
太郎閣(Stenocereus queretaroensis)です。
By Amante Darmanin from Malta – Stenocereus queretaroensis Uploaded by Magnus Manske, CC BY 2.0, Link
稜がでこぼこで刺が長かったり短かったりするのが太郎閣で、しゅーっとしてるのが朝霧閣
とのことです。太郎閣も朝霧閣と同様にオアハカ州付近に分布しているそうです。謎は全て解けました!ちなみに現地では果実を食べるそうです。そんで学名にあるQuerétaroはメキシコのケレタロ州を表し、太郎はそこから由来するそうです。へー。面白いですね。
というわけで頑張って成長してくれ、太郎よ!
ぱんさ様ありがとうございました!
【2014年2月22日追記】
下記は本記事にコメント頂きました「サボテン科の栽培」様のオクサカ記事です。なかなか趣がある柱ですねー。
http://blogs.yahoo.co.jp/super_rosejp/32430878.html
コメント
こんばんは♪
自分もオクサカは?と思っていましたがちゃんと理由があったんですね。
主さんの探究心にこれからも期待しています。
アランtさん こんにちわ!ご来訪・コメントありがとうございます!
オクサカについては、自分の想像が入っており確証はありませんので、そこのところよろしくです!
ブログ拝見させていただきましたが、素晴らしいです!
このブログも貴ブログのように多くの情報を発信できていければなぁとおもいます(毎日なかなかネタがないのですが・・・)!
今後共よろしくおねがいいたします!
こんにちは♪
理解しました!オクサカは自生地名で朝霧閣も太郎閣も自生してる。
しかし、属名でもなく種名でもない自生地名を入れるなんて、業者自体がこの柱サボテンの名前を分からなかったかも知れませんね。
現在、自分が持ってるセンター出身の苗は全部太郎閣っぽい かな・・
あの朝霧閣はカット苗から増えまくりですよ。
ありがとうございました♪
ブログ記事の方はさっそく訂正しますね^^
こんにちわ!
コメントありがとうございます!
自生地名を名前と勘違いしたとかもありそうですね。「メキシコ柱」とかならすぐわかったのですが^^
柱は増えやすいのがいいところですよねー。万が一くさっても切りやすいですし。
勝手ながら、当該投稿の最後部と右リンクに「サボテン科の栽培」様をリンクさせて頂いたのですが構わなかったでしょうか。
今後共よろしくお願いいたします!