※いろいろとプライベートのほうが忙しくてなかなかブログが更新できていませんが生きています。サボテンも私も!
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ということで、みんな大好きパキポディウム。コーデックスブームの火付け役。おそらく。
10月の初め。ちょっと早い段階で葉が全部落ちたパキポディウムがありました。(たぶんグラキリス/Pachypodium rosulatum var. gracilius・・・のはず)。数年前に種を蒔いたもの。
ちなみにグラキリスって普通のロスラーツム(Pachypodium rosulatum)と何が違うんですかね?未だによくわからんです。
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さて、そんな葉の落ちたパキポですが、やはりイレギュラーな時期に葉が落ちるのは、腐りを疑わなければなりません。
まずいちばん簡単な確認方法は硬さと匂いでしょうか。
柔らかければ、半分ぐらいやばいです。
臭ければ、完全にやばいです。
匂いは、経験によりますが、腐ったワイン臭というか腐った葡萄みたいな匂いがしたら、まぁ100%腐りが入っています。
というわけで、硬さの確認と匂いを嗅いでみます。
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・・・とりあえず硬さは微妙。上の方は大丈夫そう。
そして
・・・根本から葡萄の腐ったような匂いです。
根本からというのが唯一の救いかもしれません。
とりあえず引っこ抜きます。
根は結構取れてしまいました(写真なし)。
でもまぁパキポは植え替え時に結構根が取れるものなので、そこまでは気にしません。
そして臭いところ(根本の仔吹みたいなところ)を切ってみます。
うむ。断面が黒いです。危険な状態です。これが全体に回っているか否か。
すぱっと。いい色ではありません。
新鮮な緑・白色になるまで切っていきます。
というわけで無事なところまで切っていきましたら、結構短くなりましたので他のパキポに接ぎたいと思います。もう成長期も終わりなわけですが、そんなこと言ってられません。
はいこちら。ラメリー先生(Pachypodium lamerei)。たしか2年か3年ぐらい前に種を蒔いたもの。
スパッと切ります。上から何cmぐらいをきればベストなのかはよくわかりません。接ぎ穂と同じぐらいの経のところを切りました。
結構じゃぶじゃぶ樹液が出ますので、ティッシュで毛細管現象を利用し吸い取ります。
そんで合体。
別角度。
上から押さえながら、切断面の周りを瞬間接着剤でつけました。
さらに、ティッシュをかぶせて、ビニール紐で圧迫。
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そんで1週間後ぐらい。
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うん、生きている・・・のかな?
切断面。
今後どうなることやら。
ちなみに、パキポディウムをラメリーに接いだのは初めてではありません。

上の記事のい現在がこれ。
切断面がこれ。実にきれいにつながるもんですな。
今回のも、来春には葉っぱをいっぱい出してほしいですね!