というわけで、何年も前に種を蒔いた謎のサボテン、ペニオケレウス・ビペリヌス(Peniocereus viperinus)の花が咲きました。
ペニオケレウス・ビペリヌスというのはこれです!↓
こんな謎サボテン、初めて見た!という方も多いのではないでしょうか。そこら辺のお花屋さんではまず見ないですかね。なんといっても絶対に一般受けしないその見た目!素晴らしいですね。
ペニオケレウス・ビペリヌスについて
さて、この謎サボテンですが、まず種小名の「viperinus(ヴィペリヌス)」は、ラテン語で「ヘビのような」を意味します。これは、まさに見た目通り、細長く這うように伸びる茎の姿に由来しています。
胴体の接写はこんな感じ。トゲをみるとやはりサボテンですね。
分類学的には、発見当初は柱サボテンの仲間として Cereus viperinus と命名されて、その後、細い茎と地下の塊根を持つことから Wilcoxia属(ウィルコキシア属 = 銀紐(Wilcoxia poselgeri)とかがよく見た目が似ていて有名ですね。銀紐は今はエキノケレウスかも。)に分類されたらしいのですが、「昼咲きで赤い花をつける」「種子の表面が滑らかである」という特徴から、1956年に独立した Cullmannia属とされた時期もあったりして、なんだかんだで現在では、花の管状構造などの形態的特徴やDNA配列を用いた分子系統解析の結果から、最終的にPeniocereus属になったみたいです。
先述の通り、このサボテン、細長いその見た目が特徴的ですが、実は芋を作るサボテンとしても有名です。下の写真は我が家の実生して1,2年後に植え替えたときのものです。
おそらく、身体が細い分、この芋に水分とパワーを蓄えているのでしょう。
そして、さらに特徴的なのが実は花なのです。
Peniocereus属のサボテンの多くは、スズメガなどの夜行性の昆虫に受粉を依存するため、「夜開性の白い花」(強烈な芳香を放つ)を咲かせるのが一般的なのですが、 viperinus は例外的に、「昼開性の鮮やかな赤〜ピンク色の花」を咲かせるらしいのです。これは、鳥などや昼行性の昆虫をターゲットとした受粉戦略の結果と考えられているようで、同属でありながら全く異なる進化を遂げている点が植物学的に非常に興味深いテーマとなっているようなのです。
ということで、今回咲いた花がこちら。
うーん、特に面白いわけではない。。。
実は、今回咲いたのは、先述の鉢植えのやつじゃなくて、その鉢植えのやつを切って袖ヶ浦に接木したものになります。
そしてそれがこれ。
さすが袖ヶ浦。成長力が全く違う!ありがたや!です。
余談ですが、このペニオケレウス・ビペリヌスはその成長力の高さから、接木の台木に使われることもあるそうです。確かに垂直方向への成長力は高く、そこまで分枝しないようなので、台木としても素質はありそうですね。今度試してみましょう。
ちなみに接木すると、芋は育ちません。
というわけで開花タイムラプスです。ペニオケレウス・ビペリヌスの開花タイムラプスとか世界初レベルじゃないでしょうか(誰も興味がないという意味で)。
ちなみに撮影風景。
花柄(?)です。トゲが本体より強烈。
ちなみに、ちょっと不思議なことがあって、この赤い花、先述の通り昼に咲くことになってるらしいのですが、我が家のこれは完全に「夜咲き」でした。袖ヶ浦に接いだから????そんなことあります???誰かご存知でしたら教えてください!
ということで、種蒔いて花が咲いてくれれば、とりあえず一区切りです!よかったです!









