サボテンの植え替え【根を乾燥させる/させない問題】

■サボテン植え替えの時、根を乾燥させるの?させないの?

なぜかWEB上でも、書籍でも結構意見が分かれている部分です。ぶっちゃけたところ、両意見もプロっぽい人が発言しているので、実は神経質になる必要はないのかもしれません(つまり、乾かすのも、乾かさないのも、どちらも正しいのでしょう)。

 
なんとなくですが、両意見をまとめますと
 
 
「乾燥させなくていいよ派」
  • 水やりを1週間後以降にすることで、その間に勝手に乾燥するわけだから、改めて乾燥の時間をとる必要はない。
  • そもそも根を引っこ抜いて空中で乾燥させる事自体が、自然ではないし、根を弱らすだけ。
 
「乾燥させたほうがいいよ派」
  • サボテンは本当に根が過湿や雑菌に弱いわけで、根に傷がわずかでもある状態での作業は避けるべき。あらゆる作業は傷口が完全に乾燥してからすべき。
  • 経験則から、乾燥させすぎるほうがリスクが少ない。
 
 
 
とまぁこんなかんじかなぁと。後者に関しては、乾燥時間もまちまちですね。半日というのもあれば、2週間以上とかもあるようで。切断面の大きさによるとは思いますが。。。
 
 
 
 
というわけで自分なりに考えた結果、私の植え替えルールはこうなりました(以下主に自分用メモ的な初心者向けです)。実生苗や、森林性サボテン系は除きます。
 

【00】植え替え適期到来。「植え替え適期とはなにか」という話題は大変難しい話題なので、又の機会にまとめたいと思いますが、まぁ今回はとりあえず「成長期の初春あたり」ということで。

【01】1週間程度水をあげずに、よく乾かしたサボテンを鉢から抜く。土が湿っていると、根が土に引っ張られてダメージを受けるので、内部までよく乾燥させることが重要。植え替えの日は晴天が続きそうな、晴れの日が良いとされていますが、そんな日と自分の暇な日が被ることは極めてまれなので気にしない。
写真はイメージです
 
写真はイメージです
 
【02】根のチェック。白い綿があったり、匂いをかいで揮発性の嫌な臭いがしたらネジラミ。ハンドリングと強水流で可能な限り除去して、根ごとアクテリック1000倍じゃぼ漬け祭りへ。祭り後はよく乾燥。
写真はイメージです
 

【03】可能な限り古い培養土を取り去る。他の観葉植物などと違い、完全に取り去る理由はよく分かりませんが、サボテンは完全に取り去るのが正しいようです。新しい培養土が排水性・保水性において、今までと違う場合は、特に重要だと思われます。

取り去るときに水で洗いたくなりますが、我慢。ちょっと固めの絵筆で綺麗にしてあげるのが一番簡単かなぁと思っています。

 

写真はイメージです
 

【04】はさみで根を切りそろえます。根の長さが球体の高さの半分ぐらいになるように・・・と書かれていたりしますが、いつも怖くなってちょい長めになってしまう小心者。

根を切りそろえた時に、太陽が出ていれば30分ぐらい根を太陽に当てます(切断面を紫外線が消毒してくれる・・・のか?)。場合によっては省略可。

 
 
【05】切断した根の最大の直径がn[mm]の場合、n日間程度陰干しする。ただし、nが1以下の場合は陰干しの必要はなし。またnがおおよそ5以上の場合は、nにかかわらず、強めに乾燥するまで陰干し+もし可能であればベンレート(orダイセン)等の粉末を切断面にまぶす。(もはや胴切りと同じ扱い)。

・・・と定量的にまとめてみたものの、結局なんとなく切断面が乾いたかな?というぐらい乾燥終了。陰干しとは、我が家では、室内の明るめの日陰で、ランダムなサーキュレータが動き、空気がまわっている場所にしています。

写真はイメージです
 

【06】水分をほんの少~し含んだ培養土で綺麗な鉢に植える(「最適な培養土とはなにか、最適な鉢とはなにか」はまた極めて難しそうな話題なので又の機会に)。

カラカラの土だと目詰りし、ビシャビシャの土だと手術直後の根が過湿になるらしい。「カラカラの土だと目詰りする」という理論は、実は原理が私にはよくわからないのですが、有名な本にそう書いてあるので、そうなのでしょう。

写真はイメージです
 
【07】栽培場に戻します。書籍などには、日焼けしないようにティッシュを1枚かけておくとあるが素人は真似してはいけません。確実にティッシュを外すときに(もしくは風により)、刺にティッシュが絡まり、サボテンごと引っこ抜ける。新聞紙のような引っかからない遮光材にすべきです。
 
 

【08】最初の水やりは植え付けからだいたい1週間後以降(乾燥+その場の環境に慣れて根を出すの待っている準備時間)。直ぐに水を上げてはいけないことだけ覚えておけばよいかと思います。

※ただし、「そもそもそこまでに十分に乾燥させたのであれば(重要)、すぐ水をあげてもいいんではないか?というか実際すぐあげてるし。」というプロの方の意見も聞いたことはあります。

水の量は「植え替え後の最初の水はちょっとだけで様子見派」と「微塵を抜くためにたっぷり派」があるようですが、私は後者です。

 
【09】2回めの水やりの時におまじない的にオルトランをまく。ネジラミ予防(もともと土に混ぜておいても良いかもしれません)。
 
 

こんなかんじでしょうか。
 
 
サボテンの根を乾燥させることが、根の切断面からの腐敗菌(?)の侵入を防止するためだけだと仮定すると、乾燥の代わりに、ベンレート、ダコニール、ダイセン(販売停止)などの殺菌剤に根をじゃぼ漬け、もしくは粉末漬けにして、ちょっと乾燥させるだけでもよいのかなと思います。できればアクテリックなどの殺虫成分があるやつも混ぜると良いのかもしれません。薬害は知りません。
 
実際に、植え替え直後に農薬水をザバーっとかける方もいるとどこかで読んだ記憶もあります。
 
 
 
あと、植え替え時の乾燥は、その昔サボテンの土が、不衛生(たとえば使いまわしたりしてた)であった頃の名残で、例えば現在市販されているような綺麗な土と鉢を使用する場合は、実はそんなに神経質になる必要はない・・・という意見もあったりしました。
 
なるほど・ザ・ワールドですね!
 
 

なお、サボテン以外の多肉植物はまた、話が別なので注意です。
先述の通り、植え替え時期とか、培養土とか、鉢とかの考え方は又の機会にまとめたいと思います。

下の動画は、植え替えに飽きてきて、「そうだ動画を撮ろう!」と思ったものの中途半端なテンションでどう演じたらよいかわからないまま、とりあえず録画してみたという動画です。※オチも何もなにもないので観なくて問題ありません。

 

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スーパーサボテンタイム管理者

2013年に知人宅にあった金鯱の美しさに一目惚れして、サボテン栽培を開始する。栽培場所はベランダとルーフバルコニー。好きなサボテンは海王丸。

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コメント

  1. […] サボテンの植え替え【根を乾燥させる/させない問題】という、詳しくまとめられているブログがありますので参考になさってくださいね。 […]

  2. イガラシ より:

    はじめまして。
    植え替え方法とてもわかりやすく、参考にさせていただきました!

    質問なのですが、森林性サボテンの植え替えは、この方法とは違うのでしょうか?
    サボテン栽培初心者で、最近徐々に種類を増やしていまして、
    猿恋葦(と思われる)を植え替えようと思ったのですが、調べてみてもなかなか詳しい方法が見つからずで…

    • イガラシ様、
      はじめまして、ご来訪&書き込みありがとうございます!

      正解かどうかはわかりませんが、私の経験則的にはハティオラ系森林性サボテンの植え替えは「好きなようにやって問題ない」という感じでしょうか。乾かそうが、乾かすまいが少なくとも我が家では死んだことはありません。

      「NHK趣味の園芸 よく分かる栽培12ヶ月 月下美人・孔雀サボテン」によれば、”植え替え後はたっぷり水やりします”と書いてありますので、まぁリプサリスやハティオラもそれに準じてもよいのではないかなと思います(たぶんです。たぶん)。
      ※最悪、植え替え失敗で根腐れしても、上の方の茎を切って挿しておけばすぐ元通りです(無責任^^;)。

      またリプサリスやハティオラの根がどのぐらい太かったか、記憶があまりないのですが、あまりに太い根を切ったようでしたら少し断面が乾燥するぐらいは待ったほうが良いのかもしれません。

      結局のところ、申し上げたいことは、植替え後の最速成長を目指すとかでないのであれば、「深く考えなくても良いかなぁ」ということです。

      植え替えがんばってください(人´∀`).☆.。.:*・゚

      • イガラシ より:

        返信、ありがとうございます!

        なるほど。
        そこまで、神経質にならずに植え替えても大丈夫なんですね。
        見た目に惹かれて、良く調べもせずに購入して、なんとなくで育ててきてしまっていたので…

        本格的な梅雨に入る前に、頑張って植え替えしてみようと思います!