栽培環境構築関連

ベランダにコンセントを引く大作戦!

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サボタニ趣味家の冬の祭りといえば、植物室内取り込み祭り温室(フレーム)の保温祭りの2大祭りが有名ですが、今回は後者に関連するお話です。

さて、冬の温室(フレーム)を温めるには、いろいろな方法があるわけですが、小規模であれば、メンテナンスも含め一番簡単なのが市販の電気ヒーターをつけることだと思われます。

ヒーターは適当にホームセンター等で手に入れるとして、問題はその電源をどう取るかです。図で表すと下記のとおりです。




もちろん屋外用コンセントが家の外に付いているお家であれば何も問題ないのですが、私の家は残念なことに付いていませんでした。

というわけで今までは下記のような「ウインドウコンセントケーブル」なるものを使用していました。
 <画像クリック

外見はこんな感じ。窓枠の隙間を通します。別名隙間ケーブル。赤黒の線は温度計測用のセンサー線です。

 

家の中から見たところ。

 

窓の鍵はかろうじて締まります。ただケーブルへの負荷もそれなりにあるような気がします(窓の開閉を行うたびにダメージが蓄積されます)。直流のセンサー電流程度であれば断線しても、まぁ大事になるようなことはないと思いますが、交流100Vを通すにはやはりちょっと怖い気もします。


というわけで今回はエアコン配管用の穴を使い、延長ケーブルを屋外に伸ばしてみたいと思います。
注意)いつもの通り、下記の作業は、私の独学と偏見でやっております。真似をして何か問題が起きても責任は取れませんので、ご了承ください。


室内です。エアコン用の配管穴です。すぐ近くにエアコン用コンセントがついています。ちなみに穴を塞いでいるプラスチックの蓋を、「ホールキャップ」と言うようです。ホームセンターで400円ぐらいでしょうか。

 

外側はこんな感じ。

 

室内側のホールキャップの蓋を開けます。

 

押し込められている結束バンドの先っちょを引っ張り出し、その後、結束部分(鈎状の爪ところ)を指で押し上げながら、キャップを引いていきます。(結束バンドって可逆性があったのね!)

 

こんな感じで外します。

 

外側も外します。

 


屋外用延長コードを用意します。

 

エアコン配管用パテを用意します。

 

ホールキャップをのこぎりで部分的に切断します。足で抑えながら切りました。ちなみにホールキャップを加工するというアイディアは私のオリジナルです。

 

室内用、屋外用、共に切込みを入れます。これぐらい。切り取った破片もとっておきます。

 

仮はめしたところ。

 

延長コードを通します。

 

外側も通します。作業中に小さな虫などが配管に入ってしまわないよう、隙間を養生テープなどで埋めながら作業するのが良いと思います。特にうちのベランダはてんとう虫が大量にいましたので(詳しくは虫との果てしなき戦い【VSてんとう虫】参照のこと)。

虫との果てしなき戦い【VSてんとう虫】
三連休の中日。素晴らしい晴天のなか、ベランダでサボテンたちを眺めていると一つのサボテンにてんとう虫が止まっていました。サボテンの緑色とてんとう虫の赤色がまるでクリスマスのようでした。ちょっと嬉しくなったので、そこら辺にいたてんとう虫の写真を...

 

切り取った破片をちょうどよい大きさに切り、下図のようにはめます。はめた後、接合部分をホットボンド等でテキトウに止めます。

 

最後にパテでまわりを完全に塞ぎます。外の機器に雨等で漏電した時のために、壁コンセントに漏電遮断機をつけて繋ぎます。

 

使用した漏電遮断機はビリビリガードというものです。漏電したことがないので効果があるのかはわかりませんが、無いよりはいいと思います。気分的にも。
<画像クリック

屋外側も同様です。

 

結束バンドで隣の配管を伝わせ、終了です!


 

これでクリスマスの電飾もやり放題です!
やらないですけど!

まったく関係無いですけど、植物の写真がなかったので、ついこの前まで咲いていたホームセンター出身の謎のスタペリアの写真を一枚。デンジャラスでエキゾチックな臭い。

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