栽培環境構築関連

現在の植物の姿を永遠に残す方法【3Dサボテン】

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諸行無常のこの世の中で、永遠なものなどありません。私達はいつか死に、植物は枯れるでしょう。それでも、この大切な植物の今を永遠に保存しておきたい!そう皆が思います。

ではどうしたらよいでしょうか。

写真で保存?

動画で保存?

アルコール漬け?

ホルマリン漬け?

アクリル樹脂で固める?

いいえ、違います。

時代は三次元モデル化なのです!

というわけで、前置きが長くなりましたが、私の大切なサボテンを最新のアプリを用いて3Dデジタルデータ(外観だけですが)に変換してみたいと思います!

被験者になっていただくのはこちらのエキノカクタス金鯱さんです。ちなみに鉢はDOMANI(ドマーニ)の鉢です。金鯱よりも高いです。我家で一番高価な鉢です。

 

使用するアプリケーションはAutodesk 123D。三次元モデリングからプリンティングまで、おおよそ無料でできる超高機能3Dソフト群です。今回はその中でも、実際の物体を、いろいろな角度から写真を撮影することによって、擬似3Dスキャンしてしまうという123D catchを使用してみます(iphoneアプリ版)。

※主な使い方は公式ページを見てください。
超要約しますと、iphoneの専用アプリ経由で数十枚いろんな角度から写真を撮る->自動で変換というような感じです。

・・・

ということで試行錯誤の結果、完成した金鯱の3Dは以下のとおりです。今回撮影した写真は40枚で、真横からぐるっと一周、30度上からぐるっと一周、45度上からぐるっと一周・・・という感じです。

作られたデータはPublicにしてありますので、興味のある方は下記のURLでぐりぐり動かしてみてください。
Cactus ( Echinocactus grusonii ) 3D Model Made with 123D 123D Catch:
http://www.123dapp.com/Catch/cacti/2628644

↑なぜか消えていました(2020年06月追記)。

 

ちなみにこのモデルは約12万ポリゴンで構成されています。

というわけでスクリーンキャプチャを真上から。なかなか良く出来ています、

 

斜め上から。形としては完璧に捉えています。

 

鉢もよく再現されています。ちなみに、サボテン業界によくある黒いプラ鉢は、このソフトではなかなかうまく立体にできませんでした。おそらく黒い部分が光を吸収して、凹凸が判断できないからだと思います。このソフトを使用される際は色のついた鉢がおすすめです。

 

 無数の刺(テクスチャー)を綺麗に補正するのはちょっと、、、というかかなり厳しいようです。

 

というわけで、植物の3Dスキャンに挑戦してみました。今回は玉サボテンでしたが、綴化ものなど立体にすると面白いかもしれません。(あまりに細かい凹凸は再現されないかもしれませんが。。。)

ちなみに当該記事の一番上の写真は、フリーの3Dグラフィックスソフトの「Blender」に取り込んでみた様子です。このように、一度立体化してしまえば、色々なソフトで編集等ができます。(最終的には3Dプリンターなどで印刷すれば、完璧だと思いますが、近くにないので今回は保留です。)

それにしても時代は進化しました。あと数年後には、遺伝子情報とかもぱぱっとデジタルデータで保存できる時代がきそうですね。実に楽しみです。

 

皆様の大切な植物の「今」を残してみませんか?
 
↑かっこいい

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