よくわかりませんが植物は低周波刺激でよく育つらしいのです。
エビデンスは以下のリンクから。
- 特開2011-072302(植物栄養状態診断方法、植物栄養状態回復方法、植物栄養状態診断装置、及び植物栄養状態回復装置)
http://jstore.jst.go.jp/detailPat.html?pat_id=30248&doc_num=%E7%89%B9%E9%96%8B2011-072302 - 低肥料施用下で土耕栽培されたオオムギの生体電位自動検出に連動した 20Hz赤色点滅光照射による成長の改善
低肥料施用下で土耕栽培されたオオムギの生体電位自動検出に連動した 20Hz赤色点滅光照射による成長の改善 | CiNii ResearchThe detection of a 20 Hz bioelectric potential enables the determination of the nutritional status of the plant without ... - 植物性超活性技術
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要約(誤訳御免)すると以下のとおりです。
- 植物体内に流れる微弱な電流の交流成分を見ると、その植物にどの栄養素が不足しているかがわかる(例えば、トマトのリン低濃度状態では30Hz付近、マグネシウム低濃度状態では13Hz付近に交流成分の周波数ピークが現れる)
- 栄養素欠乏状態の植物に20Hz程度の低周波赤色光を照射すると、栄養素欠乏状態が改善する(すごい!)
- 赤色光は、極めて弱くてよく、1μmol・m^-2・s^-1程度の強さでよい(学校の蛍光灯の下あたりが10μmol・m^-2・s^-1らしいので、以下に弱い光でよいかがわかります)
- さらには、刺激は低周波であれば、赤色光のみならず、磁力、電気、振動(音)、などなんでもよい(すごい!!)
よく野菜や果物の栽培にクラシック音楽をきかせるとよく育つなどと聞きますが、それもこれに由来しているのかもしれません(音による共振現象によって毛細管現象が促進され、根からよく水を吸うようになるという理論もあるようですが真相はわかりません)。
というわけで今回は、サボテン用に20HzのパルスLED照射装置を製作します。本当は、電極を埋め込んで交流成分を検出して(栄養素欠乏状態を観測して)、それをフィードバックする装置を作りたいのですが、時間がないので省略します。
装置の概要は以下のとおり。
- パルスは20KHzの時と同じでIC555で作る
- LEDはオートバックスとかで売っている車用テープLED(超高輝度である必要はないとおもいます)を使う
なお、20KHzの時とは下記の記事をご参照のこと。
赤と青のパルスLED照明でサボテンを育てるぞ!
概要 植物に赤(660nm)と青(450nm)の光を2.5kHzでパルス照射すると効率的に光合成が行われるらしいので、照射してみる実験。実験台はダイソー出身の金盛丸。また同じぐらいの金盛丸を日光の下で同じように育てて違いを観察します。 外観...
LTSpiceでの回路シミュレーション結果は以下のとおり。ディーティー比をどうすればよいかはよくわからなかったので適当に50%ぐらいにしました。
完成したブレッドボード上の回路がこちらです。LEDドライブ用のFETは手元なかったので省略しました。
完成した装置の動画はこちら。動画にするとパルス具合がわかります。ちなみに以前電照栽培用20KHzパルスLEDを作った時は、まったく点滅しているようには見えませんでした(当たり前ですが)。
というわけで春以降にこの装置をフレーム内に貼って実験していきます!
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