■サボテン植え替えの時、根を乾燥させるの?させないの?
なぜかWEB上でも、書籍でも結構意見が分かれている部分です。ぶっちゃけたところ、両意見もプロっぽい人が発言しているので、実は神経質になる必要はないのかもしれません(つまり、乾かすのも、乾かさないのも、どちらも正しいのでしょう)。
- 水やりを1週間後以降にすることで、その間に勝手に乾燥するわけだから、改めて乾燥の時間をとる必要はない。
- そもそも根を引っこ抜いて空中で乾燥させる事自体が、自然ではないし、根を弱らすだけ。
- サボテンは本当に根が過湿や雑菌に弱いわけで、根に傷がわずかでもある状態での作業は避けるべき。あらゆる作業は傷口が完全に乾燥してからすべき。
- 経験則から、乾燥させすぎるほうがリスクが少ない。
【00】植え替え適期到来。「植え替え適期とはなにか」という話題は大変難しい話題なので、又の機会にまとめたいと思いますが、まぁ今回はとりあえず「成長期の初春あたり」ということで。
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【03】可能な限り古い培養土を取り去る。他の観葉植物などと違い、完全に取り去る理由はよく分かりませんが、サボテンは完全に取り去るのが正しいようです。新しい培養土が排水性・保水性において、今までと違う場合は、特に重要だと思われます。
取り去るときに水で洗いたくなりますが、我慢。ちょっと固めの絵筆で綺麗にしてあげるのが一番簡単かなぁと思っています。
【04】はさみで根を切りそろえます。根の長さが球体の高さの半分ぐらいになるように・・・と書かれていたりしますが、いつも怖くなってちょい長めになってしまう小心者。
根を切りそろえた時に、太陽が出ていれば30分ぐらい根を太陽に当てます(切断面を紫外線が消毒してくれる・・・のか?)。場合によっては省略可。
・・・と定量的にまとめてみたものの、結局なんとなく切断面が乾いたかな?というぐらい乾燥終了。陰干しとは、我が家では、室内の明るめの日陰で、ランダムなサーキュレータが動き、空気がまわっている場所にしています。
【06】水分をほんの少~し含んだ培養土で綺麗な鉢に植える(「最適な培養土とはなにか、最適な鉢とはなにか」はまた極めて難しそうな話題なので又の機会に)。
カラカラの土だと目詰りし、ビシャビシャの土だと手術直後の根が過湿になるらしい。「カラカラの土だと目詰りする」という理論は、実は原理が私にはよくわからないのですが、有名な本にそう書いてあるので、そうなのでしょう。
【08】最初の水やりは植え付けからだいたい1週間後以降(乾燥+その場の環境に慣れて根を出すの待っている準備時間)。直ぐに水を上げてはいけないことだけ覚えておけばよいかと思います。
※ただし、「そもそもそこまでに十分に乾燥させたのであれば(重要)、すぐ水をあげてもいいんではないか?というか実際すぐあげてるし。」というプロの方の意見も聞いたことはあります。
水の量は「植え替え後の最初の水はちょっとだけで様子見派」と「微塵を抜くためにたっぷり派」があるようですが、私は後者です。
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なお、サボテン以外の多肉植物はまた、話が別なので注意です。
先述の通り、植え替え時期とか、培養土とか、鉢とかの考え方は又の機会にまとめたいと思います。
下の動画は、植え替えに飽きてきて、「そうだ動画を撮ろう!」と思ったものの中途半端なテンションでどう演じたらよいかわからないまま、とりあえず録画してみたという動画です。※オチも何もなにもないので観なくて問題ありません。