かつてこのブログでもなんども言及しておりますが、
東京ディズニーリゾートは植物園
なのです。
東京ディズニーリゾートには植物種類約6000種、約64万本が生きていると言われています。
東京都神代植物公園が植物資料約5000種で11万点、神奈川県立フラワーセンター大船植物園が約5700種という規模ですから、その植物園としてのレベルがわかると思います。
それにも関わらず、ディズニーリゾートで植物を撮影している人を私は見たことがありません。これは植物好きとしては、とても寂しいことです。
ここだけのはなし、隠れミッキーよりもトックリキワタを探したほうが面白いと思います。
・・・
というわけで、少しでもディズニーの植物を知ってほしい!ということで本記事を書いています!
ボリューム多めにつき、前篇・中編・後編の三部作で。
ディズニーに興味ある人も、今まで興味がなかった人も、ぜひ見ていってほしいです。
というわけで以前の記事はこちら。
というわけでスタート!
ルリマツリ。またの名をプルンバゴ。漢字で書くと瑠璃茉莉。茉莉花(ジャスミン)に似ていますよということ。とても儚そうで美しい。クリッターカントリーあたり。
ニチニチソウ(たぶん)。漢字だと日々草。初夏から晩秋まで次々に花が咲くためその名前となったようです。キョウチクトウ科パキポディウムの花に似てますね。ちなみに、ニチニチソウには、「ビンカアルカロイド」という10種以上のアルカロイドが、含まれており、食べると危険。
こっちもカラフルなニチニチソウですかね。たぶん。
前回シーで見つけられなかった伝説のミッキーマウスツリーこと、オクナ・セルラタ(たぶん)。ただし、実がどっかにいってしまっていたため、ミッキーマウスには到底見えず。残念。
遠くからはこんな感じ。
スイレンボク(たぶん)。漢字だと睡蓮木。花の形が睡蓮に似ているらしいですが、その花の構造はシンプルでありながらも洗練されていて、とんでもなく美しいです。アドベンチャーランドあたり。
コリウス。見た目の通りシソ科。そのきれいな模様から、葉を鑑賞する場合が多いかもしれませんが、花も実に雅だと思います。いわゆるシソの実ですね。食べられるんですかね?アドベンチャーランド付近。
プルメリア。ほんのちょっと花が残ってました。南国を感じさせる素晴らしい植物。キョウチクトウ科なので、幹はパキポなんかの質感にも近い。
インドゴムの木。ご存知、観葉植物の重鎮。非常に強健。どす黒い葉っぱカラーと新芽の鮮やかな赤色が魅力。日光は好むが実は高温は好まないらしいです。
クワズイモ。こちらも観葉植物会のトップ。外で越冬できるのかしら?里芋に似ていますが、シュウ酸カルシウムが多いため、名前の通り食べれないです。
ネオレゲリア。たぶんファイヤーボール。ブロメリア科。育種交配が繰り返され現在では、2000種を超える交配種があるそう。そして巨木に着生させるのは、全着生植物愛好家の夢。
こちらは緑が濃い色のネオレゲリア。ちょっと前までの高温多湿のせいか、すごく元気が良さそう。
なんかでっかいやつ。塗料をぶっかけたようなビビッドピンクがとても綺麗です。熱帯雨林感が満載です。
こちらも言葉を失うレベルのかっこよさです。カリブの海賊あたり。庭にこんなのが生えてたら楽しいでしょうなぁ。
プラタナス(たぶん)。シーのメディテレーニアンハーバーにある傘状に仕立てられたやつが有名。いわゆる鈴懸の木。クリッターカントリーの奥のなかなかいかないところ。
この形が花として全開だとして、なんでしょうなぁ。ウナズキヒメフヨウ(スリーピングハイビスカス)でしょうか?アドベンチャーランド付近。
デュランタ。和名はハリマツリ、タイワンレンギョウ。熱帯性花木。鮮やかな紫色が目を引く、すばらしいお花で非常に綺麗。スイスファミリー・ツリーハウスの近く。
なんだかわかんないけども、塊根マニアが好きそうなユッカ的なやつ。こんなお肌がつるつるのやつありましたっけ?
ブルーバイユー・レストランの中に飾ってあった、おそらく藤(のフェイク)。ブルーバイユー・レストランは常に夜の設定のため、常に暗いのです。フェイク品の使い方がとても有効ですね。
同じく、ブルーバイユー・レストランの天井にかかっている、チランジア・ウスネオイデス(のフェイク)。当然木もフェイク。
ストロビランテス(たぶん)。キツネノマゴ科。紫色の葉っぱが寄植えのアクセントになりますね。
人気観葉植物のフィカス・ウンベラータ。クワ科の植物で原産地では10mほどの高さになる常緑中高木らしいです。
ホルトノキ。ディズニーリゾート庭師の方々が記念樹(参考:株式会社グリーンウイングスジャパン – 投稿)とよぶ木。クリッターカントリー入り口。
ここに持ってきた30数年前は今ほど温暖化が進んでいなくもっと寒かったので、この樹を枯らさないために一所懸命でした。
なかなか感慨深いですね。1年中どこからしらが紅葉しているのが特徴らしく、この日も黄色い葉がありました。
タブノキ。クスノキ科タブノキ属の常緑高木で神社とかによくあるやつ。ディズニーランドの中で最も太い木(豆知識)。その円周は3.5mを超えるらしいです。
幹のアップはこんなかんじ。ディズニーリゾート30年の歴史です。カリブの海賊前。
マテバシイ(たぶん)。ブナ科の常緑高木。どんぐりが実ります。チャイナボイジャー付近。
マツバボタン。ポーチュラカ。葉っぱ多肉質で、高温と乾燥に対して非常に強くて、大変強健です。ホロビンソウ(不亡草)とも呼ばれるぐらい、滅ばないらしいです。
これはサルビアですかねえ。でも葉っぱが違うような。
こちらはサルビアっぽい。ホーンテッドマンション付近。ホーンテッドマンションには青い花がよく似合います。
アカンサス。和名はハアザミ。寒さには比較的強くて、地域によっては霜よけなどは不要らしいです。
雑草かどうかわかりませんが、アサガオヒルガオ。ウエスタンランド付近。
ジャングルクルーズのQラインに飾られているインコアナナス属のVriesea ‘Fulgida’の絵です。実はこの絵は、L’ Illustration horticole (1854-1896) Ill. Hort という本に載っており、ここで読むことができます。このジャングルクルーズ豆知識は、おそらく私が世界で初めて言及したと思います。デートで乗るときに話題として使っていいですよ!!ドン引きされると思いますが。
オオオニバス。のフェイク。スイレン科の水生植物で子供が乗れることでおなじみ。ジャングルクルーズ内。
インパチェンス(ニューギニア・インパチェンス)?葉の色が独特でアクセントにいい感じ。
サンタンカ。もしくはイクソラ。沖縄では自生しているらしいアカネ科の低木。赤い紫陽花のようで面白いです。
クロサンドラ(たぶん)。別名サマーキャンドル。まったくキャンドルに見えませんが、もっと花がわーっと咲くと、キャンドルが垂れているように見えるそうです。とてもおもしろい花の形。
というわけで、中編につづく!
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