○○に行ってきたぞ関連

伊豆シャボテン動物公園(第4章:森林性サボテン・マダガスカル温室編)

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ということで第1章「シャボテン公園全体編」は↓

伊豆シャボテン動物公園(第1章:シャボテン公園全体編)
前回の記事:伊豆多肉植物探索旅行「熱川バナナワニ園編」はこちら。 というわけで、伊豆多肉植物探索旅行、熱川バナナワニ園で熱帯植物の見学を堪能した次の日は、念願の伊豆シャボテン動物公園です! 伊豆シャボテン動物公園公式ページはこちら。 「伊豆...

第2章「南アメリカ温室編」は↓

伊豆シャボテン動物公園(第2章:南アメリカ温室編)
ということで伊豆多肉植物探索旅行:伊豆シャボテン公園パートの第2章です。 ちなみに第1章「シャボテン公園全体編」は下から。 ここからは温室内の植物を片っ端から紹介してきます(全部ではないです)。 ちなみにシャボテン公園のサボテン(植物)温室...

第3章「アフリカ温室編」は↓

伊豆シャボテン動物公園(第3章:アフリカ温室編)
ということで第1章「シャボテン公園全体編」は↓ 第2章「南アメリカ温室編」は↓ ということで、第3章のアフリカ温室編スタートです! アロエ、ユーフォルビア多めです! ちなみに、アフリカには「サボテン」はありませんの注意です!サハラ砂漠にサボ...

 

ということで、第4章の森林性サボテン・マダガスカル編スタートです!

 

森林性サボテン温室およびマダガスカル温室は、ともに他の温室に比べ比較的通路が狭いのですが、植物にあまり興味のない一般の方々の「どんどん先に進みたい派(99%)」「植物の写真をゆっくり撮りたい派(1%=私)」という構造により、私がゆっくり撮影していると後ろの列が詰まってしまうという状況でしたので、今回は比較的写真が少なめです。

というわけでGO!
まずは森林性サボテン!リプサリス多め。

 

ファラオワシミミズク(Bubo ascalaphus)。温室に入るとカッコイイ梟(ふくろう)さんがお出迎えです。なお、来場されているお客様の99%は興味が「梟 > 植物」であり、私だけ梟の後ろの植物ラベルを撮影するのに忙しかったです。ええ。かわいいですけども。

 

リプサリス・手綱絞り(Rhipsalis pentaptera)。学名の意味は「5つの翼」。5つまたは6つの深めの稜が特徴的(断面はスター型)で、サラサラと垂れ下らずアーチ状の固めの広がり方をするやつ。写真ではよくわかりませんが。

リプサリス・天の河(Rhipsalis trigona)。三角形の学名の意味は「三角形の」。その名の通り茎は三角柱型で丈夫で枝分かれし感じのやつ。写真ではよくわかりませんが(森林性サボテン温室は暗めで、展示物が微妙に遠いのです)。

 

リプサリス・エワルディアナ(Rhipsalis ewaldiana)。成長し始めの部分は明るい黄橙色(ニュアンス的には、ユーフォルビアのミルクブッシュのイエローマジックに近い)で、だんだん緑色になってくようです。

 

ビカクシダ(Platycerium)のなにか。ここ10年ぐらいで一気に普及しましたね。花が咲けば観葉植物界の天下をとっていた可能性もあるぐらい魅力的な見た目の植物だと思います。温室内は写真のように上から下までほぼほぼ緑と茶色で埋まっていました。

 

リプサリス・ネベスアルモンディー(若紫)(Rhipsalis neves-armondii)。一つの円柱状の茎は最大10cm程度。実は結構赤みが強くて、大量に結実すると本体の濃い緑とのコントラストがクリスマスカラーで本当に美しいです。ただクリスマスと結実は時期が合わないのが残念。

 

オオフクロウ(Strix leptogrammica)。オオフクロウという名前ですが、べつに大型種ということではないそうな。目がすべてを悟ってすべてを見通している気がしました。この子が一番可愛かったです。

 

エクメア・シマサンゴアナナス(Aechmea fasciata)。アナナスの代表種。とてもきれいなピンク色の花が咲きます。タンクブロメリア。

「アナナス」という言葉については下記を参照いただければと思います。

アナナスとブロメリアという言葉の違いと使い方のまとめ
ブログの流れとしては、シャボテン公園旅行記の途中なのですが、シャボテン公園で見たシマサンゴアナナスをみて、どうしてもまとめたくなってしまったので、今回は閑話休題となります。 ・・・ 少し植物を嗜んでいると、アナナスって言葉たまに聞きますよね...

ということで、このエクメア・シマサンゴアナナス(Aechmea fasciata)は、

  • アナナス科で、和名にアナナスとありますけども、アナナス属ではなく、いわゆるアナナスではありますが、外国でアナナスと言っても通じません。

ということになります。たぶん。

 

チランジア(Tillandsia)のなにか。ご存知エアプランツでありエアブロメリアと呼ばれるやつ。

ということで、このチランジア(Tillandsia)は、

  • ブロメリア科であり、ブロメリア亜科ではなく、ブロメリア属でもありませんが、いわゆるブロメリアで、且つアナナスです。

ということになります。たぶん。

 

エピフィルム・月下美人(Epiphyllum oxypetalum)。ご存知月下美人。和名のセンスはトップクラスであり、1年に一度だけ夜に咲く(しかも新月の日だけ?)という謎の伝説的イメージが先行してますが、うまく育てると何回も咲きます。

 

シャコバサボテン(Schlumbergera)のなにか。なお、シャコバサボテンのシャコとは、海老っぽい寿司ネタにあるあれ。最近、実生サボテンの台木としても活躍しているそうな。写真の後ろの方には極楽鳥花・ストレリチアなど。

 

こっからマダガスカル温室!

アフリカワシミミズク(Bubo africanus)。「羽角」があるフクロウをミミズクというようです。「羽角」というのはあの耳みたいなやつなんですが、その役割は未だに不明なのだそう。かっこいい系の梟ですね。温室の門番でした。

 

アローディア・フンベルティ(Alluaudia humbertii)。アローディア・コモサ(Alluaudia comosa)と非常に似ているやつ。フンベルティのほうが葉っぱがハート型っぽい。ちなみにこの写真のフンベルティの後ろのほうにコモサ(Alluaudia comosa)もディモサ(Alluaudia dumosa)もあるっぽいのですが、私の視力では限界でした。

 

アロエ・ヘレナエ(Aloe helenae)。アロエ・バオンベ(Aloe vaombe)、アロエ・スザンナエ(Aloe suzannae)とならぶ巨大アロエの一角。高さは4mぐらいにはなり、マダガスカルの海岸の近くに生えているそうです。大きくなった姿はもはやヤシの木の見た目にちかいです。下の写真はもはやどれがヘレナエかわからんですが枯れ葉がわさーっとなってるやつだと思います。

 

ウンカリーナ・グランディディエリ(Uncarina grandidieri)。シャンプーの木として売られることもしばしばだそうです(このグランディディエリがシャンプーの木なのではなくて、ウンカリーナ属が漠然とシャンプーの木なのかもしれないです)。理由は現地の人が、この葉からとれる粘液をシャンプーとして使っているからだそうです。また、グランディディリは果実も特徴的で、恐ろしいまでの鈎爪状の突起物があってささるとなかなか抜けないため、現地では「ライオンゴロシ」とも呼ばれているそうです(ただ、日本で一般的に「ライオンゴロシ」といえば、同じゴマ科ハルパゴフィツム属の果実のことを指す場合が多いです)。

 

カランコエ・フェドシェンコイ(Kalanchoe fedtschenkoi)。葉の形や色から通称「ラベンダースカラップ」と呼ばれています。ちなみにスカラップとはホタテ貝のことだそうです。

 

ユーフォルビア・千里紅(太花キリン)(Euphorbia milii var. hislopii)。太めの花キリンとのこと。写真で、ラベルと植物本体の間に大きめの「岩」があるかと思いますが、家に帰って写真を確認してはじめて、これが”塊根部”ではないことに気づきました(すげえカッコイイ植物だなと思っていたのですが。。。)。

 

アロエ・(カピタータ)シポリニコラ(Aloe cipolinicola)。かつてはAloe capitata var. cipolinicolaでしたが、今は、Aloe cipolinicolaでいいみたい。シポリン(雲母大理石)の多い草原に生えており、耐火性があるという面白いアロエ。シポリニコラという名前もそこから。

 

ディディエレア・マダガスカリエンシス(Didierea madagascariensis)。トゲトゲ。海外では「タコの木」と呼ばれているそう。なんとなく刺の配置には法則がなさそうな気がしますが、実は渦巻き状に配置されているそうです。

 

パキポディウム・ラメリー(Pachypodium lamerei)。ご存知のパキポディウムで、恵比寿笑いなどの台木でもおなじみのラメリー先生。最近は100円ショップでもあったりしますね。ゲアイーという似たやつがいます。

 

カランコエ・仙女の舞(Kalanchoe beharensis)とカランコエ・仙人の舞(Kalanchoe orgyalis)。フサフサ系多肉。葉っぱがボロボロ落ちて、落ちた葉っぱから無限に再生していきます。仙女の舞と仙人の舞ということで文字列は似ていますが、見た目はあまり似ておらず、見分け方は「老人っぽい」やつが仙人の舞です。

 

パキポディム・ロスラーツム(Pachypodium rosulatum)。パキポディウムの基本種。亜種に有名な「グラキリス」があります。私は未だに正式な違いがよくわかっていませんが、最終的に形がより丸っこくなるのがグラキリスだと思います。

 

アローディア・アスケンデンス(Alluaudia ascendens)。有名種プロセラに比べて、茎がかなり太い感じ。葉はハート型で密集する傾向にあります。和名は「太二つ葉金棒」。挿し木がプロセラに比べ難しいらしいです。

 

カランコエ・月兎耳(Kalanchoe tomentosa)。和名ではウサギの耳ということなのですが、海外では「猫の耳」又は「パンダの植物」と呼ばれているモフモフ系植物。英国王立園芸協会のガーデン・メリット賞受賞植物。

 

カランコエ・ヒルデブランディー(Kalanchoe hildebrandtii)。和名は白蝶の舞。海外ではシルバーティースプーンとも。白緑葉を対生して紅橙色の花を咲かせます。Kalanchoe bracteata(日本でシルバースプーンとも)と極めて似ているらしいのですが、花で区別できるらしいです。

 

アロエ・カピタータ・クアルツィティコラ(Aloe capitata var. quartziticola)。マダガスカルのアロエの中では耐寒性がとても高いようです(カリフォルニアで-7℃までいけるとのこと:参考)。クアルツィティコラは「クオート(石英鉱物)に住む」という意味。

 

メンフクロウ(Tyto alba)。温室ラストは梟!英語圏では「悪魔のフクロウ」「死のフクロウ」「幽霊のフクロウ」と呼ばれてるらしいですよ!

 

ということで次回は、サボテンメインのメキシコ温室!

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