今回の主役はスミエボシ(墨烏帽子) (Opuntia rubescens)です。
たまに花屋さんで見かけたりするけど、サボテン専門店ではあまり見ることがないおもしろい子。
全くサボテンに興味が無い人から見ると、「これは造花か?」と思えるような不思議な平べったさ。
今回の記事には柱サボテンと書きましたが、実際はウチワサボテンですね。
というわけで、冬にベランダに置いておいたらぐったりしてしまいました。
痛々しい凍傷のあと。
一緒においておいた、鬼面角やら紅花団扇が全くノーダメージだったことを考えると、すこしこの子は寒さに弱い様子。
ちなみに10ヶ月前の夏の写真が以下。
綺麗な緑でカッコ良かったのですけどねぇ。
冬に上の方の両腕と頭が寒さで死んだことがわかります。
ちなみに20ヶ月ぐらい前の秋の写真が以下。
やはり定期的に写真を撮っておくと面白いですね。
ということで、ダメージを受けた部分を残しておいてもどうしようもないので、スパっといきます!
切るときは湿度の低いよく晴れた日にしましょう。
スパ!
両手もスパ!
伝説の剣みたいになりました。
切り口にはダコニール原液をヌリヌリ(後ろの写真をみるにダコニールではなく、ルートンだったかも。記憶が曖昧)。
切ったのも捨てません。
ちなみに切断面は濡らさないのが鉄則ですが、二日後には雨に濡れるという失態。
そんで
・・・・1ヶ月後
新しい命!
ぼっこぼっこですな!
横からも。
こちらは日の当たらないところに置いておいた破片のほうです。
こちらも芽が出ましたね。
手の方からも。
写真で分かりますでしょうか。芽の裏からは根が出ています。
この生命力!
さすが柱サボテンっす!
いや、団扇サボテンっす!!
コメント
いつも更新楽しみにさせて頂いています!団扇サボテンの復活、カッコいいです。サボテンこのタフさに堪らなく色気を感じる、と職場の人に口走ってしまわない様、気を付けたいと思います。サボテンらヴ。
コメントありがとうございます!
ほんとうに面白いですよね!サボテン!
ぜひ、職場の方に広めていただいてサボテンをもっともっとさせましょう(人´∀`).☆.。.:*・゚
サボテンらヴですね!!
「墨烏帽子 増やし方」検索でやってきました.少し見るつもりが,興味深い記事ばかりで,またその姿勢(原産地の環境を考慮,ネイチャー派,名前や見た目にそれほどこだわっていない,面倒なので上から水を掛ける,水辛目,実験とフィードバック等)にも親近感を持ち,どんどん読んでしまいました.大変参考になり,またとても楽しく読ませてもらいました.ありがとうございます!
acquaさん、こんにちは!
ご来訪&書き込みありがとうございます!
気に入っていただけて光栄です(人´∀`).☆.。.:*・゚
個人的には、コレクターとしての園芸はしておりませんで、見た目が不格好でも、傷などがあっても、育てる楽しみをまず第一に追求しているつもりではあります!共感していただけたのですたら嬉しいっす!
今後ともどうぞよろしくお願いいたします!