ギムノカリキウム・ペンタカンサ錦(Gymnocalycium buenekeri var.variegata)というとてもかわいいサボテンが我が家にかつてありました。
これです!!
写真は購入直後のものです。
自転車のカゴにいれて持って帰る時、砂が吹っ飛んだためこんなことになっています。
ちなみに入手したところはここです。

このサボテン、実は学名はペンタカンサではなくブエネッケリー、和名では聖王丸です。斑入りではないノーマルなやつはダイソーさんでもたまに見かけたりします。
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余談ですが、ペンタカンサの「ペンタ(ペント)」は数字の「5」を表すのはよく知られていますが、「アカンサ」は「刺」を表すようです。ずっと5稜だからなんとなくペンタカンサなのかなぁと思っていましたが、そうではなく刺が5本ということらしいです。へ~ですね。まぁよく考えたら4稜のもありますしね。(参考:Gymnocalycium buenekeri / 聖王丸 / ペンタカンサ / ペンタカンタ / ベネケリー)。
・・・
さて、そんなペンタカンサですが、冒頭に「かつてありました」と書いたことからも察することができるように、腐りました。
正確には腐りを発見して、そんで救うために頑張って接ぎ木をしてみました。
今回の記事はそんなペンタカンサ救出大作戦の記録になります。
かつての似たような記事はこちら

似たような記事といいますか、ほとんど同じことやってましたね。
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というわけなんですが、
「腐り発見」~「接木」~「結果どうなった」までを美しい写真とともに掲載していこうと思ったのですが、腐りを発見してから私自身がテンパりすぎて、いろいろ写真を撮り忘れました。
いつものことですけどね。
逆に言いますと、それぐらい「はやく接がねば!」となったといいますか。
なんていっても斑入りは高価ですからね(といってもペンタカンサ自体の値段が低いですが・・・)
というわけで写真がないので今回は「絵」でご説明します。
それではGO!
ペンタカンサ。斑入りではいノーマルは100円ショップでもおなじみ。
鉢に植わっているときはいたって普通に生きていました(生きているように見えました)。
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さて、秋の植え替えだ!
(ギムノカリキウム属の植え替えは秋が適切かどうかはまた別の話)
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さてと、まずは鉢から抜いてと・・・
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腐っとるがね!
というか、ほとんど根もないし!
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というわけで救おう!接木だ!カッターだ!
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腐りが残らないようにカットしていったら、1cmを切る厚さに!
竜神木先生お願いします!
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アロンアロファで接着します。
(勘違いされては困りますので書きますが、”周り”を接着です)
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接着剤付けたら糸などはいらないのかもしれませんが、念のために伸縮包帯をかけて圧力をかけときました。
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そして
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接木作業直後がこれです!
作業が終わりふっと一息。写真を撮るのを思い出したのでした。
ご覧のとおり、穂木の厚みがなく、かなーりギリギリの戦いです。
成長点ははたして残っているのでしょうか。
・・・
・・・そんで2か月後
ドーン!
膨らんでますよね!竜神木もパンパンです。
成長点からも刺生えてますね!
というわけで救出成功です。
いやはやなんとかなるもんですね。
これもどれも
竜神木のおかげです。
いやはや、もっててよかったです。
ちなみに下の写真は春に接ぎ木するために切ったやつ(の残り)です。
↓
それがいま。植え替えてないので成長遅いですが、また来年使えそうですね。
というわけで、頑張れペンタカンサ錦with竜神木!
ちなみに竜神木接ぎはこちらもご参照下さい。
