ブログの流れとしては、シャボテン公園旅行記の途中なのですが、シャボテン公園で見たシマサンゴアナナスをみて、どうしてもまとめたくなってしまったので、今回は閑話休題となります。
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少し植物を嗜んでいると、アナナスって言葉たまに聞きますよね?
あとブロメリアって言葉も聞いたことありますよね?
例えばこんな感じのやつ。
お店とかだ↓のような感じ。単体で水が溜まってて細めの背の高いやつはお値段も高めのイメージ。写真はタンクブロメリアとよく言われるようなやつ。
なんとなく同じような植物を指していることが多いような気がしますが、この言葉の本当の意味や使い方って、専門外につき、ずっとわからなかったんですよね。
ということでWEBで調べてまとめました。
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あの果物のパイナップル、英語以外の言語では、「パイナップル」とは言わず、ほとんど「アナナス」と言うらしい!
え?あれは流石に世界どこでも「パイナップル」でしょう?本当なの?ということでいろいろWEBで調べたところ下記のようになりました。
言語 | 呼び方 | 言語 | 呼び方 |
アルバニア語 | ananasi | アイルランド語 | anann |
アゼルバイジャン語 | ananas | イタリア語 | ananas |
バスク語 | anana | カザフ語 | ананас |
ベラルーシ語 | ананас | ラトビア語 | ananass |
ボスニア語 | ananas | リトアニア語 | ananasas |
ブルガリア語 | ананас | マケドニア語 | ананас |
クロアチア語 | ananas | マルタ語の | ananas |
チェコ語 | ananas | ノルウェー語 | ananas |
デンマーク語 | ananas | ポーランド語 | Ananas |
オランダ語の | ananas | ルーマニア語 | ananas |
英語 | pineapple | ロシア語 | ананас |
エスペラント語 | ananaso | セルビア語 | ананас |
エストニア語 | ananass | スロバキア語 | ananás |
フィンランド語 | ananas | スロベニア語 | ananas |
フランス語 | ananas | スウェーデン語 | ananas |
ドイツ語 | Ananas | タジク語 | ананас |
ギリシャ語 | ανανάς | トルコ語 | Ananas |
ハイチ・クレオール語 | Creole | ウクライナ語 | ананас |
ハンガリー語 | ananász | ウズベク語 | ananas |
アイスランド語 | Ananas |
ということで、日本で言うあの果物のパイナップルですが、英語以外のほとんど(※)の言語では「アナナス」と言うっぽいです。※スペイン語では、piña(ピーニャ)だったり、フィリピンのタガログ語ではpinya(ピンニャ)だったりと例外はあるようです。
パイナップルはパイナップル科の植物で学名を「Ananas comosus(アナナス コモスス)」と言う!
ソースはhttps://ja.wikipedia.org/wiki/パイナップル。ということで、英語以外の言語での呼び方「アナナス」は、おそらくパイナップルの学名に由来しているのでしょう。ちなみにこのAnanas属は、comosus以外にもう一種あるらしいので、パイナップルを指して、「アナナス」と呼ぶのは間違ってはいませんが、曖昧でもあります。金鯱を購入したいときに、「エキノカクタス」くださいと言うようなものです。
「アナナス(類)」は、園芸上は”パイナップル科”の植物(特に園芸上の価値のあるもの)の総称を意味することが多い。
“パイナップル科”は学名「Bromeliaceae(ブロメリアセアエ)」であり、アナナス科ともいい、学名そのままにブロメリア科ともいう。
日本ブロメリア協会は、ブロメリアを愛する初心者から、学術的にBromeliaceaeの研究活動に携わるようなエキスパートまでが集まり・・・(略)・・・運営されている。
パイナップル科の下に「ブロメリア亜科」があり、その下に「アナナス属(Ananas)」と「ブロメリア属(Bromelia)」がある。
科 | 亜科 | 属 |
Bromeliaceae(ブロメリア科 = パイナップル科 = アナナス科) | Brocchinioideae (ブロッキニア亜科) |
Ayensua、Brocchinia |
Bromelioideae (ブロメリア亜科) |
Acanthostachys、Aechmea(エクメア属)、Ananas(アナナス属)、Androlepis、Araeococcus、Billbergia(ビルベルギア属)、Bromelia(ブロメリア属)、Canistrum、Cryptanthus(クリプタンサス属)、Deinacanthon、Disteganthus、Eduandrea、Fascicularia、Fernseea、Forzzaea、Greigia、Hohenbergia(ホヘンベルギア属)、Hohenbergiopsis、Hoplocryptanthus、Lapanthus、Lymania、Neoglaziovia、Neoregelia(ネオレゲリア属)、Nidularium、Ochagavia、Orthophytum、Portea、Pseudaechmea、Pseudananas、Quesnelia、Rokautskyia、Ronnbergia、Sincoraea、Ursulaea、Wittmackia、Wittrockia | |
Hechtioideae (ヘクチア亜科) |
Hechtia(ヘクチア属) | |
Lindmanioideae (リンドマニア亜科) |
Connellia、Lindmania | |
Navioideae (ナヴィア亜科) |
Brewcaria、Cottendorfia、Navia、Sequencia、Steyerbromelia | |
Pitcairnioideae (ピトカイルニア亜科) |
Deuterocohnia、Dyckia(ディッキア属)、Encholirium(エンコリリウム属)、Fosterella、Pitcairnia | |
Puyoideae (プヤ亜科) |
Puya(プヤ属) | |
Tillandsioideae (ティランジア亜科)(※) |
Alcantarea、Catopsis、Glomeropitcairnia、Guzmania(グズマニア属)、Mezobro melia 、Racinaea、Tillandsia(チランジア属)、Vriesea(フリーセア属)、Werauhia |
※厳密にはチランジア亜科の下にはTribe = 連(Catopsideae、Glomeropitcairnieae、Tillandsieae、Vrieseeae)がある。
↓はシマサンゴアナナス(たぶん)。和名にアナナスという言葉がついていますが、エクメア属であってアナナス属ではないです。でもアナナス科ではあります。
↓はチランジアのイオナンタ(Tillandsia ionantha)。エアブロメリアとも呼ばれたりしますが、こちらは、ブロメリア科ですが、ブロメリア亜科ではありません。
つまり、単にアナナス、単にブロメリア、と聞いた場合、どの意味で発言されたかを考える必要があるのかもしれません。
ブロメリア科(Bromeliacea)は別名”Bromediad”で、スペルの最後に「d」がつき、ブロメリア属は”Bromelia”で、最後に「d」がつかない。
ソースは、https://en.wikipedia.org/wiki/Bromeliaceae。単語の最後にdそして、日本ブロメリア協会の英語名は、The Bromeliad Society of Japanなので、ブロメリア属を対象としているのではなく、ブロメリア科を対象としていることがわかります。ちなみに、WEBで検索する限り、科名を言う際に「ブロメリアド」とカタカナで表現している人もいらっしゃることはいらっしゃいますね。
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事実は以上。
ということで!
以上より導き出される文章は下記のとおりです!
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、ブロメリア科である。〇
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、ブロメリア亜科である。〇
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、ブロメリア属である。×
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、アナナス(類)である。〇
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、アナナス科である。〇
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、アナナス属である。×
- ネオレゲリア・ファイヤーボールは、外国ではアナナスで通じる。×
- 果実のパイナップルは、ブロメリア科である。〇
- 果実のパイナップルは、ブロメリア亜科である。〇
- 果実のパイナップルは、ブロメリア属である。×
- 果実のパイナップルは、アナナス(類)である。〇
- 果実のパイナップルは、アナナス科である。〇
- 果実のパイナップルは、アナナス属である。〇
- 果実のパイナップルは、外国ではアナナスで通じる。〇
そして最終結論。
困ったときは「これは綺麗な”ブロメリアド”ですねぇ」と言っておけば間違いない。すべてを包含してくれると思います。
あとスーパーでパイナップルを見かけたら「美味しそうなコモススですね!」と言っておけば、周りからは、気味の悪いヤバいやつ認定間違いなしですが、最も正確だと思います!!!!
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