以前「培養土の違いによって冬季のサボテン栽培に差が出る | スーパーサボテンタイム」にて、サボテン・多肉植物用の土よりも観葉植物用の土のほうが冬季に赤くならなかったという報告をさせていただきました。
実はそんな「サボテン・多肉植物の土VS観葉植物の土」シリーズなのですが、もう一つ比較実験をしていたことを思い出しました。
以下の写真は昨年11月にI社の観葉植物用の土とサボテン・多肉植物用の土とでそれぞれ植えた三稜袖(三角袖)Eriocereus sp.です。3本が観葉植物用の土、2本がサボテン・多肉植物用の土です。バーミキュライトが多そうなのが観葉植物の土かな。たしか。
なお、胴切り挿し木ではなく、根付き植え込みです。
・・・そんで4ヶ月後
以下が4ヶ月後の今年3月の写真です。
【観葉植物の土-1】
新芽がでる。
ちなみに写真ではわかりにくいですが、水を吸い過ぎて胴体左側がパックリ割れています。
【観葉植物の土-2】
【観葉植物の土-3】
新芽がでる。
【サボテン・多肉植物の土-1】
まったく変化なし。心なしか柱の色が観葉植物の土より黄色。
【サボテン・多肉植物の土-2】
まったく変化なし。心なしか柱の色が観葉植物の土より黄色。
ちなみに上の写真から数週間後の写真が下のとおりです。
集合写真でわかりづらいですが、中心付近の黒い土に植わっている5本が三稜袖です。
後ろ2つのサボテン・多肉植物用の土はいまだに全く変化無いです。
まとめです。
ということで、また観葉植物の土とサボテン・多肉植物の土で違いが出ました。
三稜袖のようなニョキニョキ生える柱サボテンなどは、多肥栽培すべきものですから観葉植物の土のほうが合っているのかもしれませんね(一般に売られているサボテン・多肉植物用の土は、腐らせないことを第一にしているものが多く、排水性が高すぎ、肥料分が少なすぎという場合があるという話なんかもありますね)。
更に上位の野菜・花用の土でも試せばよかったですね。
※当該結果は我が家の生育環境での結果であり、また、培養土の優劣を示すものではありません。お試しされる際は、今回の被験植物が玉サボテンではなく、多肥栽培を好む柱サボテンであるということに注意して、自己責任でお願いたします。
コメント
はじめまして。去年から園芸に目覚めたものです。
記事の内容に共感を覚えました。
私も多肉植物は観葉植物用の用土を使っていますが、特に問題なく育っています。
多肉植物に異様なほど排水性の高い用土が使われているのは昔の慣習でしかないような気がします。
鉢底石の存在も自分はオカルトの類だと思っています。
匿名さん、こんにちは!
共感ありがとうございます!
排水性の高さは、死ににくいけど成長もしにくいという感じでしょうか。
サボテン界も砂メインから赤玉土メインになってきましたし、また一般鉢植えも鉢底石を入れないスリット鉢が台頭してきたりと、いろいろ変わってきていますね。
まだまだ新しいことが増えていく「園芸」は本当に面白いですね~(人´∀`).☆.。.:*・゚