接木というのは、「成長を早くするため」に行うというイメージがありますが、成長速度以外にもいろいろな変化があったりします。
例えば、花がつきやすくなったりとか、刺が強くなったりとか。
台木によって穂木がいろいろな性質に変化するんですね。
たとえば、這団扇や紅花団扇などは花つきが非常に良くなり、逆にキリンウチワや三角柱では花つきが遅くなったりします。袖ヶ浦や臥竜や杢キリンは刺の発達が著しくなり、逆に黃大文字などで刺の発達が悪くなります。また、這団扇や三角柱では分子が旺盛ですが、青緑柱や天守閣では、接穂が巨大になってもあまり分子しなかったりします。
まだ発見されていない「台木にこんなのを使ってみたら、こんなふうになった!」っていうのが色々あるかもしれませんし、今後いろいろ試してみたいですね!
というわけで今回は記事は、以前接いだいくつかのサボテンの途中経過になります。
Selenicereus validas。実生1年か2年ぐらい。憧れの吊り鉢仕立て。
その実生してすぐのやつのさきっぽを短毛丸に接いだ物。接いでないものより太いです。
全景。なかなか面白い形ですね。
こちらはHildewintera colademononis。実生の正木。
そんでこちらが、春日井で購入した食用ウチワに接いだもの。太くて毛がフサフサに。
ちなみに接いだときの記事はこちら。
サボテン接ぎ木入門(団扇サボテン編)
というわけで、初めての団扇サボテンへの接ぎ木なのです! というわけで、参考にした動画はこちらです! まずは服を脱ぐのがマナーのようですね! さて、ウチワ接ぎに関して、手元の書籍やWEBからの情報によれば、 銀世界(Opuntia leuco...
こちらは短毛丸に接いだDisocactus flagelliformis(という名で昔買ったやつなんですが、本当に金紐かどうか不明)。短毛丸がほとんど消滅してきました。
接いだときの記事がこちら。
初めてのサボテン接ぎ木(短毛丸編)
♪ほ~しクズが~ う~みにおち~て か~いになあたっよ~ (天才・たけしの元気が出るテレビ!!のテーマより) というわけで「勇気を出してはじめての接ぎ木」です! サボテン栽培を極める上で避けては取れない道、・・・そう、それは接ぎ木です。 接...
ということで接木面白いですなぁ。
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