「植物は水やり3年」とよく言われます。
3年間ぐらい植物を育ててやっと一人前に潅水ができるようになる、それぐらい植物の水やりは理解するのが難しい。という意味だと思いますが、サボテンに関してはこれは当てはまりません。
サボテンの水やりは3年程度では理解できません!
なぜなら私がいまだに理解できていないからです!
玉サボテンの水やりのとりあえずの基本は、鉢土が全部乾燥したら水やりをすること・・・と言われています。というか私はそう聞いています(※)。
※「乾燥→水やりループ」は”基本“であって、”最適“とは違います。ここでいう”基本”とは、「まぁこの方法なら安全でそれなりに育つだろうな~」という意味に近いです。また、”最適”とは、サボテンが健全に最速で成長するという意味と仮定しますが、この最適な水やり方法には諸説あり、土の種類、種属の別、季節、成長度合い、日照、風通し、などあらゆる環境が複雑に絡むので、簡単な話にはなりません。過去の研究では、鉢土の最大水分保水量と含水量の半減期を定量的に、そして統計的に評価すれば、おおよその答えは出るらしいのですが、いずれにしろ簡単な話ではありません。
さて、とりあえず乾燥したら水をやるということで話を進めますと、最初にして最大の問題が、「中身の見えない鉢土の乾燥具合をどうやって知るか」ということです。
単純に考えますと、この問題を解決する水分推定方法は
- 天気や季節などから経験的に推定する。
- 鉢の重さを計測し、水分量を推定する。
- 竹串を刺して、その湿り具合から水分量を推定する。
- 透明な鉢にして、水分量を推定する。
- 鉢内に電流を流して、その抵抗値から水分量を推定する。
などがあります。
でもまぁ一番上以外は、面倒くさいわけですね。
というわけで、今回はそんな問題を解決するスペシャルアイテムが売っていましたの買ってきました!
Sustee(サスティー)です!
公式ホームページはこちら「Sustee – プロのタイミングで水やりのできる植物用水分計」
売り場では、大きな鉢用と小さな鉢用の2サイズが売ってまして、これは小さいサイズのほうです。
色も何色かありまして、写真のものは黒です。
- 誰でも簡単に、挿すだけで使える
- 色の変化で水やりの時期がわかる
- 繰り返し使えて、電池不要
- 土を選ばず、多くの植物に使える
- プロの栽培農家と共同開発
ペン先の方に防腐処理済み不織布が内蔵されていて、それで水分量を量るようです。
乾いた鉢に挿した時です。
乾燥しているのでなにも変わりません。
ちなみに サボテンはピンクサファイアです。
そんで、水やりをしてみます。
数分後に下図のように青くなりました!
自分の想像と実際の水分量が一致していたかどうか、今後観察していきたいと思います!
ちなみに、かつて水やりについて書いた記事もありますので、よろしかったらご参照ください
コメント
いつも大変面白くブログを拝見しています。
その後のサスティーの使用具合はいかがでしょうか。
サボテンに使えるのか気になっております。
もし、宜しければ使用感など伺えましたら幸いです。
匿名さん、こんにちは!
サスティーはありそうでなかったなかなかいいものだと思いますよ。
試していたときは、「結構早く乾くものだな!」とかいろいろ発見できたりもしました。(ただ、我が家には鉢も大量にあり、現在は自分の勘で潅水していますので使用していませんが・・。^^;)
使い方として良さそうなのは、初めて配合した培養土などの乾くスピードの初期調査などには最適な気が致します。
ただ、不織布とポリカの簡単な構造で、不織布の使用保証が約1年というものにしては、少しお値段がお高いかなぁと思ったり、思わなかったりですね。もっと簡単な構造にして、大量に安く手に入れば最高なのですが。
そんな感じですね~。
ご丁寧なご返信ありがとうございます。
とてもわかりやすいレビューで大変参考になりました。
どうしてもサボテンの水やりに自信がなかったもので、是非試してみたいと思います。
気になっていたのですが、1年の使用期限があるのですね。
仰るように、沢山の鉢に使いたい場合は業務用?などがあれば、気軽に使えて良いですよね。
ps.サボテンのお写真、どれもみずみずしくて素敵です。
サボテンお褒めいただき、ありがとうございます!
お役に立てましたら幸いですっす(人´∀`).☆.。.:*・゚