このところビカクシダ(コウモリラン)ブームが来ているようです。私の中で。
写真はいただきもののPlatycerium alcicorneです。とんでもなくかっこいいですね。一個家にあるだけで、もう気分は代官山のおしゃれなインテリアショップの店長かのようです。
というわけで、今回は胞子からビカクシダを育てたみたいと思います。胞子は、知人であるビカクシダ栽培家の方にご厚意でいただきました。本当にありがとうございました!
- Platycerium quadridichotomum(クアドリディコトマム)
- Platycerium ridleyi(リドレイ)
- Platycerium andinum(アンディヌム)
- Platycerium holttumii(ホルタミー)
4種類の胞子について、ピートバン、ジフィーセブン、水苔、バーミキュライトに蒔いて胞子培養いたします。なぜなら、胞子培養について何に蒔くのが最適なのか、WEBで検索しても答えがでなかったからです。WEBで報告があるのは、おおよそ上記の4種類の内どれかを使用していました。今回は全て試してどれかうまくいけばいいやということです。ちなみに写真の左上の水苔にみえる2鉢は、上記4種類の植え込み材を混ぜたもので、胞子も全部混ぜる、ごちゃまぜMIX用鉢です(ぶっちゃけ鉢が余ったため)。
熱湯をかけて、ビカクシダ以外の胞子や菌などを殺します。その後、自然に常温になるのを待ちます。
胞子を蒔きます。
最初はクアドリディコトマムです。枯れ葉をいただきました。
衣装ケースの中で、指でカリカリ、サワサワしながら鉢の上に胞子を落としていきます。もはや胞子なのか埃なのかゴミなのか、素人の私にはさっぱりわかりませんが、胞子だと信じて茶色い粉を落としていきます。均等に蒔くのがコツっぽいです。単位面積当たり、どれぐらいの量を蒔くのが最適かは不明ですが、うっすらと茶色い粉が全体にかすかにみえるぐらいにしました(曖昧)。
次はアンディヌム。
次はホルタミー。正直申しまして、クアドリディコトマムもアンディヌムもホルタミーも違いがわかりません(成長後の話)。
最後はリドレイ。こちらは胞子を集めたものをいただきました。リドレイの胞子は特殊な臭いがします。なんだろう。バニラのような臭いでしょうか。そしてふっさふっさしています。おそらく全部が胞子ではなく、9割以上が胞子嚢だと思われます。とはいえ、それを分離する能力は私にはないので、てきとうにパラパラと蒔いていきます。ふっさふっさが重ならないようにうすーくパラパラとです(独自手法。正しいかはわからない)。
全部蒔きました。蒔いた後に霧吹きでかるーく湿らせます。
アクリル板をのせます。あまりに密封してしまうとカビや腐りの原因になると聞きましたので、なんとなくのせる感じで。サボテン実生もこんなかんじですし、大丈夫でしょう。たぶん。サボテンの場合はベンレートをぶっかけますが、シダの胞子はどのような薬害があるかわかりませんのでかけませんでした。
20度程度を常に保ちます。場所は明るい室内です。ちなみに写真の左の発光している箱は、サボテン実生ボックスです。余談ですがサボテン実生ボックスは人工照明(蛍光灯)で、昼間は温度が上がります。
水やりは、霧吹きで朝、晩です。発芽したらハイポネックスを5000倍ぐらいに薄めて霧吹きしたいと思います(独自作法。正しいかはわからない)。
というわけで、今後どうなるでしょうか!
この経過報告は1週間に一度ぐらいのペースで報告していきたいと思います。
がんばれ、胞子!
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[…] 本記事はネットで胞子培養の方法をまとめられている方を参考にしています。(スーパーサボテンタイムさんや金成コーデックスさん、GreenSnapの方などたくさん参考にさせていただきまし […]
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[…] まとめられている方を参考にして、自分なりの成功方法を凝縮しております。(スーパーサボテンタイムさんや金成コーデックスさん、GreenSnapの方などたくさん参考にさせていただきまし […]