死亡関連

さようならマミラリア銀紗丸 Mammillaria sp. ‘Ginsamaru’

死亡関連
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またひとり貴重なメンバーが死んでしまいました。

マミラリア銀紗丸です。マミラリアの中では比較的大きくなる方で、(日本では)普及種です。過去に伊藤芳夫先生が新種として発表されたらしいです。ちなみに近くのお花屋さんで200円で昨年の12月ぐらいに購入して、3月ぐらいに植え替えしております。

購入時のきれいな銀紗丸。

 

というわけで下の写真からもわかるように、成長点付近から麓にかけて茶色い帯があります。なんとなく1ヶ月ぐらい前から気づいてはいたのですが、ほっておけば奇跡的に回復するかもと思い、そのままにしていたのですが、結果どんどん広がっていきました。奇跡は起きませんでした(そりゃそうです)。ええ、ブヨブヨです。

経過を見るに治りそうもありませんし、感染性の病気だと困るので悲しいですが抜きます。そして検死します。 同じ過ちを繰り返さないためにも、状況の確認をします。悲しく辛い作業ですが、その状況、見た目、臭い、触感、すべてを身体に刻み込みます。次に同じ症状のものが出た時に、少しでも手助けできるように。

真っ二つに切ります。腐っている部分は赤黒いです。根腐れの時のそれと色は似ています。腐っていない部分は一見普通で、アレオーレもしっかりしていて、刺も容易には抜けません。

根の断面には根腐れの様子がありません。ということは水のあげすぎとかではなかったということでしょうか。ネジラミもありませんし、特別な臭いもありませんでした。ただ、植え替えから成長期の春を経験したのに、少々根が少ない感じがしました。

どす黒赤い腐っている部分は、指でぽろっと取れました。腐っているところと正常なところの境界面ははっきりと分かれていましたが、腐った面に接している正常な面にはナスの種?みたいな斑点がありました(なんでしょうか)。特別な臭いはありませんでした。

というわけで、今回は地上部の球体の一部から菌なり毒なり腐りなりが入って、侵食していきブヨった・・・ということでしょうか。怪我の出発点が、虫による傷なのか、レンズ効果による日焼けなのか、植え替え時に傷を付けてしまっていたのか、はたまた別の要因なのか、はよくわかりませんでした。

ここまで書いた後にふと思ったのですが、こういう場合は、成長点が残っていれば腐った部分だけ綺麗にナイフでカットして(カットしなくても、今回の例ではピンセットで赤い部分だけ綺麗に剥がれたように思う)、トップジンMペーストとか塗れば助かったんですかね?そしたら大変申し訳無いことをしたと思います。次回同じ状況になりましたら試してみたいと思います。

いままでありがとう!銀紗丸!

コメント

  1. 匿名 より:

    こんばんは。

    私の花牡丹くんも一週間あけた隙に腐ってしまいました。
    根がオレンジ色になってブヨブヨに腐ったわけでもなく、根塊の脇の部分が柔らかくなっていたのでほじくってみると・・・。
    他にも、疣の根元が暗い茶色に変色していて、ほじくってみるとコルク状になっていたり、泥のように柔らかくなっていたりしました。
    切除して2日たってみると、地上の患部の方は黒く変色、根塊の幹部はオレンジ色になってしまいました。
    根塊の2/3を失い、ほぼ本体もダメになってしまったようです。
    最初は、大きな成長傷を誤魔化されて業者から買ったようなものなので後悔のほうが大きかったのですが、
    いざ植え替えをして春先くらいに膨らんでくるのを見ていると愛着がわいてきました。
    大事に育てたいと思い、お盆で部屋を空ける一週間の間、室内に取り込んでいたらこうなってしまいました。
    とても悲しいです。
    帰宅して異変を発見したときは呆然としてしまいました。
    サボテンが死んでしまうのは悲しいことです。
    もっと大切にしてあげればよかったと思います。

  2. 管理者 より:

    こんばんわ!

    お気持ちお察しいたします。とても大切にされていたこと、伝わってきます。
    私も植物を駄目にするたびに「あぁこんなつらい思いをするのなら、いっそこの趣味をやめよう」と思ったりもしていました。
    でも今は、枯らしてきた先代の植物たちの死を無駄にしちゃいけない、もっと調べて、もっと勉強して、次に出会う植物は、かつての反省を活かして立派に育てよう!と思えるようになりました。

    「もっと大切にしてあげればよかったと思います。」このお言葉、お互い常に忘れず、前に進みたいですね。
    そしてぜひとも、次のサボテンを迎えてあげてくださいね。

    ※室内取り込みで状況悪化ということは、やはり通風関係(温土・湿度含む)でしょうか。風通しというのは、ある意味、日照や潅水以上に重要な気がしています。特に夏はですね。また、根塊の一部がダメージを受けている場合は、もともとの物理的傷ももちろんですが、害虫なども考えられますかね。先日、うちのスタペリアも胴の一部から腐りが入ってしまって、ルーペでよく観察しましたら、腐りの入り口に、もはや肉眼では見えないようなものすごい小さなニョロニョロしたものがおりましたもので・・・。

  3. 匿名 より:

    こんばんは。
    うちの花牡丹君はもうだめでした。
    患部の周辺から徐々に侵されています。
    他のサボテンにうつってしまったら大事なのですが、捨て切れません。
    元気に膨らんでいたのにな。。。
    こんなことなら根が定着した頃に売ってしまえばよかったです。

    ちょっと前までは軽く引っ張っても抜けなかったのに、今回はあっさり抜けた。
    本体が侵されていたりすると根も弱くなるのでしょうか。
    他のが本当に気になります。
    死なないでサボテン。

  4. 匿名 より:

    匿名様へ
    腐れ込んでしまったサボテンの場合、患部をちょっと削っただけでは病原菌が残ってしまうことが非常に多いです。見た目元気でも。ちょっと多めに切り取った方が良かったと思います。
    また。切除を行った後に鉢から上げて3,4日乾燥させてしまった方が良かったかもしれません。自分の場合は新しい根が出るまで乾燥したりします。
    まだ生きている部分があるなら思い切って切除して傷口を十分に乾燥させて進行を止めた後に、生きている部分からの子吹きを狙うといいのではないかなと思いました。実物の状態にもよるのですが…。
    根については一度抜いてしまうと細根が千切れてしまうので、しばらくは非常に抜けやすい状態になると思いますよ。

  5. 匿名 より:

    アドバイスありがとうございます。
    実物の状態は・・・かなり悪いですね。
    腐りこみは中心部のほうに入ってしまっています。
    根塊から地上部のほうに入り込んでしまっています。
    また、切除はしてみようと思いますが、もはや手遅れかと・・・。

    黒くなって腐るのとオレンジ色になってドロドロになる二通りの病気に同時にかかってしまったので、
    他のサボテンにもうつっていないか心配で心配でしかたありません。
    大事なものにうつっていたら、もうサボテン栽培はやめます。

  6. 管理者 より:

    私の銀紗丸も、成長点がやられていたので諦めていたのですが、根が生きていれば成長点を切ったとしても子吹する可能性があったかもしれなかったのですね(そもそも芯止めとはそういうことですものね。)。申し訳ないことをしました。

    匿名様の他のサボテンたちが無事であるよう祈っています。

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