今回は竜神木や袖ヶ浦がなくても接ぎ木はできる(意味があるかどうかは置いておいて)!という記事になります。
下の写真はちょうど1年ぐらい前の写真になります。
赤丸の中に、短刺日之出丸(Ferocactus latispinus f.brevispina)があります。
さてさて、この可愛い可愛い日之出丸、昨年秋の植え替えで根腐れを起こしていたことが発覚いたしました(肝心な写真は撮り忘れました)!
状況としては、それはそれはなかなか上の方まで腐りが入っていて胴切りではまぁ助からないであろうという状況でした(肝心な写真は撮り忘れました)。
・・・これはもう接ぎ木で救うしかない。
とはいえ、近くに台木になりえる適当な袖ヶ浦だの、竜神木など、紅花団扇だのはありませんでした。
・・・さてどうしよう。
・・・
そんなときにふと彼が目につきました。
ワンプッシュ系殺虫剤にてダメージを受けて療養中の金鯱(Echinocactus grusonii)でした。
詳しくはこちら。
・・・
というわけで、金鯱に接ぐことにしました!
ちなみに金鯱の台木としての接ぎ木能力は実証済みです。
こんなかんじに。このときは穂木はエキノケレウスでしたけど。
今回は、日之出丸ですから穂木はフェロカクタスになります。もちろん金鯱のエキノカクタスとの相性はわかりませんが、なんとなく強刺類同士ですし、うまくいくんじゃないでしょうか。たぶん。
というわけで、実行です!
まず、鉢に植わったままの金鯱を包丁で真っ二つに切断します(肝心な写真は撮り忘れました)。
刺が邪魔で基本的には切れないのですが、気合でなんとかします。刺がバンバン飛び散るので防護メガネなどをするのが良いでしょう。
そうしたら、日之出丸についても、成長点を残して切断します。そんで金鯱の上に合体です(肝心な写真は・・・以下略)。
そんで最後に、ビニール紐で鉢ごとぐるぐる巻きにして固結びします(肝心な・・・以下略)。
球サボテンだからこそできる固定法ですね。もうぐるぐる巻きにしてぎゅ!です。
・・・そんで、室内で2週間ぐらい。
カッターでビニール紐を切断して、通常管理に戻します(ついに写真ありです!)!
こんなかんじ。果たして成功しているのでしょうか(2017年11月)。
別角度から。くっついているかどうかよくわかりません。でも穂木はしぼんではいないようです。
そんでさらに3ヶ月後・・・
ドーン(2018年2月)!
わかりづらいかもしれませんが、
刺がグッとしてきました!
とりあえず成功ですかね!
春からの成長に期待です!
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