というわけで、巷で大人気の夏型塊根植物のパキポディウムが眠る季節になってきました。
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我が家の基準では最低気温が10度を下回る直前に室内行きですかね。11月入る辺りから徐々に潅水量を減らしていき、休眠を促します。そんでちゃんと休眠してすべての葉が黄色くなったら、春まで断水します(実生1年目を除く)。我が家の室温は最低6度ぐらいまでは落ちます。
実はこの「徐々に水を減らして休眠させる」というのが案外難しくて、断水しているにも関わらずいつまでも葉が青々としていたり(まぁそれはそれで別にいいのですが、寒さには弱い状態かと思われます。たぶん)、急な断水で胴体が萎んでいく(こっちが問題)ことがあります。
「胴体がなるべく凹まずに、太った状態で葉が完全に落ちる」状態を目指したいところです。
というわけで、単なる自分用の記録なのですが、いくつか写真を。
グラキリス(Pachypodium rosulatum spp. gracilius)またの名を「象牙の宮」。種まきから2年と4ヶ月ぐらいですかね。今年は処女花も咲きました。夏の写真と比べるとやはり凹んでいる感じですかねぇ。
こちらもグラキリス。実生二年とちょっとでここまで無事育てば、なかなかいいほうではないでしょうかね。たぶん。
こちらもグラキリス。タイプが違います。面白い形になってくれればいいですね!ここまで休眠すれば、あとはすることがないので非常に楽です。
これはなんだったかな。グラキリスではない普通のロスラーツムでしたかね。真夏の写真がないので比較が難しいのですが、休眠に失敗気味でしょうか、個人的に。
二股タイプ。こちらもただのロスラーツム(だと思う)。ちなみに、私は、休眠導入で胴体があまりにも凹み過ぎていたら、”緑の葉があるうち”は水を少しあげます。葉がなくなっていたら、春まで祈ります(この方法が合っているかはわかりませんので、真似しないほうがいいです)。
これもロスラーツムかな。
ここまでの写真はすべて同じ日に蒔いています。栽培環境に問題があるのか、そういう遺伝子なのかよくわかりませんが、いろんな個性や成長差があり面白いです。
白馬城(Pachypodium saundersii)。パキポディウム界では人気がありませんが、個人的には好きです。太く育ってほしいですが、やはり休眠導入で細くなったかんじです。成長が思ったほど早くないのは、栽培が下手なためでしょうか。
こちらも白馬様。
こちらは4ヶ月前に蒔いたゲアイー(Pachypodium geayi)とラメリー(Pachypodium lamerei)。成長速度がクリソポディウム亜属(いわゆるロスラーツム系)と比べて半端ないです。寝る気もなさそうなので、だましだまし水をやり続けることになるでしょうか。
ダイソーの鉢に入っているのが、実生1年とちょっとのグラキリスとカクチペス(Pachypodium rosulatum var. cactipes)。この段階では見た目の違いはありません。これぐらいの大きさですと無理に寝かさないほうが安全ですかね。
実生半年から1年ちょっとぐらいの軍団の全景。
結局は「葉が落ちれば断水!落ちなければだましだまし潅水!」です、私は。重ねて書きますが、それでいいのかぶっちゃけわかりません。でも、今のところその方法で冬に死んでいませんね。
というわけで、また来年、青々とした葉っぱをいっぱい出して、ぶっとくなってほしいですね!頑張れパキポディウム!
コメント
白馬城好きです。安いお値段の小さい株を探しているのですが見つかりません・・・
うちのラメリーはまだベランダで頑張ってもらってますがそろそろ室内に取り込んで冬越し体制にしなくちゃですわ
さとやんさん、こんにちは!
白馬城はもうちょっと評価されてもいいですよねぇ。(人´∀`).☆.。.:*・゚
おっしゃるようになかなか売ってませんね。
なんだか今週は(私の住む関東は)とても寒くなるようなので、私も寒さに弱いベランダ組を取り込みたいと思いますっす!