ということでミルメコディア・ベッカリー(Myrmecodia beccarii)です。
By Dave Kimble – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
見た目はトゲトゲしていて、まるでパキポディウムみたいで、木(マングローブ)に着生して、塊根内部にアリが住むというものです。
このごろは、ホームセンターなどでも売っているのをよく見かけるようになりました。
ちなみに前回の記事はこちら。


我が家の現在のベッカリーがこちら。なかなかアリってますよね。麻紐はもうぼろぼろですが、自根でヘゴ板にくっついています。
ちなみに1年前に購入したときがこちら。我ながらかっこよくなってきたと思います。
なお、現地では、内部に住むアリの排泄物が栄養となるらしいですが、アリがいない我が家の状態でどこまで大きくなるものなんでしょうかね。
ちなみに我が家では、エイドボールを水苔の上の方に一粒置いたり置かなかったりしているのですが、はたして着生根から栄養とか吸っているのでしょうかね??いまいちよくわかりません。
育て方としては、水は水苔が乾いたら。日差しはなんとなく木漏れ日。冬は室内。空中湿度は高めが良いような気はします(私は)。性質としては夏も冬も強めな気がします。まぁそれぐらい適当でもなんとかなるという感じで。
さて、そんなベッカリーですが、葉の根元に白いブヨっとしたものがついているのがわかりますでしょうか。
これです。これが実だと思います。たぶん。
ちなみに花はwikipediaによれば下写真のようなものです。我が家では見逃しましたけど。
By Dave Kimble – Own work, CC BY-SA 3.0, Link
実を潰してみると中にドロドロの液体と種が入っています。
とりあえず洗います。ミルメコディアに限らず、種にどろどろの果肉的なものがついていると、種まきの際に確実にカビると思います。
種によっては、発芽には一定期間乾燥させて時間を置いたほうが良いとかいうものもありますが、ミルメコディアがそういう種子なのかまったくわかりませんので(調べようとしない!)、とりあえずすぐ蒔いてみます。
蒔き方は一般多肉植物用の培養土の上に、赤玉細粒(無肥料)を敷いて種を置くスタイルです。いわゆるサボテンスタイルですね。
ここで、その種子が嫌光性種子か好光性種子かで、覆土するかしないかを判断するのですが、形がサボテンの種に似てたのでとりあえず土はかけませんでした。サボテンと同様に湿度を確保するためにラップをして腰水にします。もちろんベストかどうかはわかりません。
そんで2日後ぐらい。。。
・・・ラップを外してみるとやはりカビが生えそうでしたので、ラップを外して屋外の木漏れ日の下ぐらいに置いておきました。腰水はそのままです。気が向いたら腰水の水を新鮮なものにしてあげます。
そんで1週間後ぐらい。
どーん!
生えてくるもんですね。やはり植物は面白いですね。
ちなみに、このミルメコディア・ベッカリーは、先述のようにマングローブの上の方に着生している植物なのですが、一体発芽はどこで行われるんですかね?地面で発芽したら、マングローブの上に移動できないですし・・・。
鳥かなんかが実を食べて、その糞が木にかかって、そこから発芽するとか??
・・・
と考えながら調べていたら、やはり下の写真のようなかわいい鳥さんが他の樹に運んでくれるようです(wikipediaより)
By Peter Jacobs from Australia – Mistletoebird male, CC BY-SA 2.0, Link
自然はやはり面白いですね!