サボテン接ぎ木入門(キリン団扇編)

かつての似たような記事はこちら
 

 
というわけで初めてのキリンウチワ接ぎです。
参考書はいつものとおりこちら。
 
キリンウチワ(麒麟団扇)というのはこれ。学名はPeireskiopsis velutina
キリンウチワについての真面目な記事はこちら「杢キリンとキリンウチワの光合成について | スーパーサボテンタイム
要約すると、キリンウチワはC3型光合成とCAM型光合成を行うすごいやつだということです。



上記の伊藤先生の本によるとキリンウチワの台木としての特徴は

1.繁殖が旺盛

分枝の旺盛さは杢キリンには劣るものの、三角柱レベル。

2.実生小苗、中苗接ぎができる

発芽1週間のものでも接げる。

3.天候に左右されない

実生小苗などは晴天の時より曇天のほうが成績良し。安置場所も日陰多湿が好成績。

4.接穂の成長が早い

親木に達するまで4,5年かかるものが1,2年になる。

5.永久的台木になる

接ぎ木して1,2年経つと、接穂も台木も同身一体のようになり木質化する。

6.そば芽がたくさん出る

そば芽は接穂の成長を遅らせるので見つけ次第除去必須。

7.花つきが遅い

三角柱と同じぐらい花がつきにくい。

8.寒さに非常に弱い

落葉したら休眠。





・・・という感じらしいです。(永久台木になるんでしたっけ?)



今回、接穂となる実生苗はこれ。刺無金鯱(右下)と花園兜(右上)と瑠璃丸(左)。
発芽から数ヶ月。


事前に用意しますは、適当に紙で作った三角形の帽子。
接穂にかぶせて湿度を確保する用だとか(WEBより)。

 

 スパっと超キレるカミソリで切ります。一番重要だと思われます。
イメージは断面の細胞を一切潰さず、スッっと切る感じです。たぶん。

 
同じくカミソリで切った接穂を乗っけます。
空間に気泡とか入ったらダメです。
形成層だか維管束だかを合わせます。


 乗っけます。


乗っけます。


そんで、絶対に接穂に触れないように、帽子をかぶせます。


こんな感じ。ちなみに切られたキリウチワの余りは挿し木へ。


接ぎ木後は湿度を保ちます。
よくある透明な衣装ケースなどに突っ込んでもいいでしょう。

 

 

 










そんで1ヶ月後。








 

刺無金鯱だけ成功しました! 

 

ぷっくり膨れています。ぷりっぷりです!
あとの2つの接穂は、床に落ちてミイラに。

 










・・・さらに1ヶ月後。









成長していますね。

 

 身体が赤すぎでは?という疑問がありますが、放おっておきます。

 




というわけでキリンウチ接ぎでした。

切って乗せるだけというものでしたが、所感では「接穂にはわずかでも重りを付けて、圧力をかけたほうが良い気がする」と思いました(キリンウチワはかなり接木成功率は高いようですが・・・)。

来年の春にまたチャレンジしたいです!

読んでいただきありがとうございます!実はブログランキングに参加しておりますので、ぜひ下のボタンをワンクリックお願い致しますっす!
にほんブログ村 花・園芸ブログ サボテンへ
にほんブログ村

スーパーサボテンタイム管理者

2013年に知人宅にあった金鯱の美しさに一目惚れして、サボテン栽培を開始する。栽培場所はベランダとルーフバルコニー。好きなサボテンは海王丸。

シェアする

フォローする

コメント

  1. 確か接ぐ場所は、生長点から2~3センチのところが接木成功率は高いと書いている人がいたような気がする。うちでも余りを挿し木にしようと下ほうで切ったやつは、失敗しました。

  2. 管理者 より:

    ブリーフみそさん、こんにちは!

    情報ありがとうございます!おっしゃるとおり、接木は「最も成長するであろう場所を切る」のが鉄則のようですね!
    成長点から2~3センチだと、切られた上部のキリンウチワが短すぎて挿し木できないと思いますので、事前に大量に台木を作っておく必要がありますね^^;来年の春はよく考えて台木育てて再チャレンジしたいと思います!