今回のお話は、ペニオケレウス・クイクマレンシス(Peniocereus cuixmalensis)というサボテンです。
※ラテン語でcuixmalensisがどう読むのか難しいところですが、とりあえずクイクマレンシスでいきます。2個目の「ク」がいらないかもせんし、クイクスマレンシスかもしれません。
※コメントで”クイクスマレンシス“が正しいと教えていただきました!ありがとうございます!
ペニオケレウス自体がかなりレアな感じ(高級というわけではない)のサボテンですが、そんなペニオケレウスの中でもちょっとレア目な感じのやつですかね。メキシコ出身です。
・・・
というわけで、下の写真の右半分がペニオケレウス・クイクマレンシスです。見た目は、失礼ながら、あまり面白みのないサボテンですね。
ちなみに鉢の左半分はペニオケレウス・マクラツス(Peniocereus maculatus)です。こちらのほうがいかにもペニオケレウスって感じの見た目です。
どちらも種から育てました。種まきから1年ぐらいですか。確か。 他の種のサボテンよりも成長は早めです。
そして、注目していただきたいのが、上の写真のど真ん中にあるピンク色のやつです。
サボテン実生苗は得てして赤っぽくなるものですが、それにしては鮮やかというか。。。
ということは・・・
まさか!これは伝説(?)の全紅斑!?
あの故渡辺栄次氏が、牡丹玉を約1万粒播種して2、3個に現れたという紅斑(=緋牡丹)!?
というわけで、
葉緑素がないということは、自分一人では生きていけないということで、接木で育てるしかありません。よく花屋さんで売っている↓のやつのように。
・・・
というわけで早速、そこら辺にあったルリ葉キリン(Pereskiopsis porteri)に、紅斑サボテンの先端を接ぎました。ピントはいつものように合っていませんね!
また、先端から下の部分をそこら辺にあった森林系の柱サボテンに接ぎました。
さてさて、どうなるでしょうか!
・・・そんで2ヶ月後
どーん!
うん。ぜんぜん赤くないですね!
ま、想像はついていましたけどね。
ちなみにルリ葉キリンのほうは接ぎ失敗で消滅いたしました。
コメント
もったいない精神でついやっちゃいますよね、根部の逆さ接ぎ。
私もレア物を実生接ぎするときに台木が余ってたらやりますが、地上部に比べて根は更に乾燥に弱く、中途半端な保湿管理では活着前に干からびてしまい成功したことはありません。
実生苗よりももっと大きく成長したものなら根側の接ぎ木も成功するのかもしれませんが…
悪あがきとして、ラップでぴっちり覆われて湿度の逃げ場がない状態でのキリンウチワ逆さ接ぎをしてみて、現在は様子見です。
成長点もアレオーレもない牡丹類の根でも接ぎ木成功したとの報告はネットで見たことあるので(実生接ぎではないですが)、これからももったいない精神を発揮していこうと思います!
逆さ接ぎはモンスト発生率が高まるとの噂もあるようですしロマンがありますから!
一葉さん、こんにちは!
逆さ接ぎしちゃいますね!モンスト発生率が高まるとははじめて聞きました。
それは面白いですね!ガンガンやっていきましょう!
先日、まさにちょうど牡丹類の実生逆さ接ぎをしました。活着はしているように見えますが、いまだ動きはしませんね。どうなるか楽しみです。
密かにブログの更新楽しみにしています!もちろん参考にもさせていただいております。
これからも更新してください!!!
you さま
こんにちは!コメントありがとうございます~!
はい!ありがとうございます!
そう言っていただけますと、本当嬉しいです!
今後共がんばりますので、どうぞよろしくお願いいたします。(人´∀`).☆.。.:*・゚
大学でラテン語を学んでいた者です。
cuixmalensisはラテン語でクイクスマレンシスと発音します。
母音と子音の関係によりアクセントや長音が変化しますがこの辺は忘れてしまいました。
枯れかけさん
こんにちは!ご来訪&書き込みありがとうございます!
やはり”x”は”クス”でよいのですね!
すぐ後ろが子音”m”のときは、前の子音は発音しない場合がある(?)とかないとかと聞いたことがあったので悩んでおりました。
大変勉強になりました!ありがとうございました!m(_ _)m