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あってよかった竜神木!腐ったサボテンを接ぎ木で救え!

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ギムノカリキウム・ペンタカンサ錦(Gymnocalycium buenekeri var.variegata)というとてもかわいいサボテンが我が家にかつてありました。

 

これです!!
写真は購入直後のものです。
自転車のカゴにいれて持って帰る時、砂が吹っ飛んだためこんなことになっています。

 

ちなみに入手したところはここです。

関東カクタス専門家連盟主催「サボテンと多肉植物の即売会」に行ってきたぞ!
というわけで、関東カクタス専門家連盟主催の即売会ということでスーパーサボテンタイムとしては行かない訳にはいかないわけで、行ってきました。 イベント名は関東カクタス専門家連盟青年部主催 IN TOC 2016 「サボテンと多肉植物の即売会」で...

 

このサボテン、実は学名はペンタカンサではなくブエネッケリー、和名では聖王丸です。斑入りではないノーマルなやつはダイソーさんでもたまに見かけたりします。


余談ですが、ペンタカンサの「ペンタ(ペント)」は数字の「5」を表すのはよく知られていますが、「アカンサ」は「刺」を表すようです。ずっと5稜だからなんとなくペンタカンサなのかなぁと思っていましたが、そうではなく刺が5本ということらしいです。へ~ですね。まぁよく考えたら4稜のもありますしね。(参考:Gymnocalycium buenekeri / 聖王丸 / ペンタカンサ / ペンタカンタ / ベネケリー)。

 

 

・・・

 

さて、そんなペンタカンサですが、冒頭に「かつてありました」と書いたことからも察することができるように、腐りました。

 

正確には腐りを発見して、そんで救うために頑張って接ぎ木をしてみました。

今回の記事はそんなペンタカンサ救出大作戦の記録になります。

 

かつての似たような記事はこちら

腐りかけのサボテンを接木で救え大作戦!
今回は、サボテンが根本から腐ってきて死にそうなのでなんとか救いたいと思います! これです! ペニオケレウス・マクラツス(Peniocereus maculatus)。前回の投稿と同じくなかなか流通の少ないレアサボテンのペニオケレウスです。実...

似たような記事といいますか、ほとんど同じことやってましたね。

 

 

 

・・・

 

というわけなんですが、

 

「腐り発見」~「接木」~「結果どうなった」までを美しい写真とともに掲載していこうと思ったのですが、腐りを発見してから私自身がテンパりすぎて、いろいろ写真を撮り忘れました。

いつものことですけどね。

 

逆に言いますと、それぐらい「はやく接がねば!」となったといいますか。

なんていっても斑入りは高価ですからね(といってもペンタカンサ自体の値段が低いですが・・・)

 

 

というわけで写真がないので今回は「絵」でご説明します。

 

 

それではGO!

 

 

 

ペンタカンサ。斑入りではいノーマルは100円ショップでもおなじみ。

鉢に植わっているときはいたって普通に生きていました(生きているように見えました)。

 

さて、秋の植え替えだ!
(ギムノカリキウム属の植え替えは秋が適切かどうかはまた別の話)

 

 

さてと、まずは鉢から抜いてと・・・

 

 

腐っとるがね!

というか、ほとんど根もないし!

というわけで救おう!接木だ!カッターだ!

腐りが残らないようにカットしていったら、1cmを切る厚さに
竜神木先生お願いします!

アロンアロファで接着します。
(勘違いされては困りますので書きますが、”周り”を接着です)

接着剤付けたら糸などはいらないのかもしれませんが、念のために伸縮包帯をかけて圧力をかけときました。

 

そして

 

 

接木作業直後がこれです!
作業が終わりふっと一息。写真を撮るのを思い出したのでした。

ご覧のとおり、穂木の厚みがなく、かなーりギリギリの戦いです。

成長点ははたして残っているのでしょうか。

 

 

 

・・・

 

 

 

・・・そんで2か月後

 

 

 

 

 

ドーン!

 

膨らんでますよね!竜神木もパンパンです。

 

成長点からも刺生えてますね!

 

というわけで救出成功です。

いやはやなんとかなるもんですね。

 

 

 

これもどれも

竜神木のおかげです。

いやはや、もっててよかったです。
ちなみに下の写真は春に接ぎ木するために切ったやつ(の残り)です。

それがいま。植え替えてないので成長遅いですが、また来年使えそうですね。

竜神木

 

というわけで、頑張れペンタカンサ錦with竜神木!

ちなみに竜神木接ぎはこちらもご参照下さい。

サボテン接ぎ木入門(竜神木編)
というわけで、サボテン栽培家レベルが初級から中級に上がる時の昇格試験でお馴染みの(!?)「接ぎ木」であります。 失敗するのが怖くて、なかなか手が出ない接ぎ木シリーズなのですが、チャレンジできる季節もおおよそ決まっているので、勇気を出して今回...

コメント

  1. けものさん より:

    始めまして!楽しく拝見させてもらっています。
    接ぎ木直後の写真で支柱にくくりつけてるのは何でですかね?

    最近サボテンにハマり、小さなアリオカルプスを接ぎ木しようとしたのですが、
    スパッと切ったら塊根部で、維管束が出るよう切りまくったらうっすい成長点が残りました…
    難しいですね!

    • けものさんさん

      初めまして!ご来訪&書き込みありがとうございます!

      支柱は、実は結構前に竜神木を挿し木したときに、根付くまで立てかけておいたものです。ということで接木自体には関係ないですね!

      接ぎ木は難しいですよね!うまくなる方法は経験しかないと思いますので、お互い、頑張っていきましょう(人´∀`).☆.。.:*・゚!

  2. agent cooper より:

    今日も楽しませていただきました。
    私はスパサボさんの絵が大好きですw

  3. 通りすがりの姫将軍 より:

    はじめまして!
    今年からサボテンを栽培し始めた初心者です。
    わからないことはとりあえずブログを拝見して学習しています(°∀°)

    もしご存知でしたら教えて頂きたいのですが、姫将軍にもこの記事のような斑入り個体は出るものでしょうか?
    (根本から白い新芽が出てました)

    いきなり質問ですいません。・゚・(ノД`)・゚・。

    • 通りすがりの姫将軍さま

      はじめまして、ご来訪&書き込みありがとうございます!
      私もわからないことだらけですがどうぞ宜しくおねがいいたします。

      姫将軍はAustrocylindropuntia subulata f.monst(or var.minor)とされています。斑入りはもちろんございます。斑入りを示す「variegata」という検索ワードで探されるとよいかもしれません。というよりも、サボテンに葉緑素(クロロフィル)が存在する以上、部分的葉緑素欠損である「斑入り」は、程度の差はあれ、確率的に存在するでしょう(たぶん)。

      白い新芽が本当に斑かどうかの判断はなかなか難しいことですが(成長して消えることもよくあります)、もし斑だったら、価値はあるものですから大切に育ててあげてくださいね(人´∀`).☆.。.:*・゚

      • 通りすがりの姫将軍 より:

        ご返信ありがとうございます(*´∀`*)

        早速調べます!!!

        一番最初のサボテンなので、頑張って大切に育てます(°∀°)

        これからもブログ拝見して知識を蓄えさせていただきます(*^ω^*)

        更新楽しみにお待ちしてまーす✨

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