というわけで、やってきました花粉とサボテンの植え替えシーズンです!
ということで、今回は植え替えの話題、特に植え替えの時期についての話題です。
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「サボテンは植え替えで育てる」という格言(?)があるように、サボテンにとって植え替えはとても重要なイベントです。土がリフレッシュされ、根などを整理することにより根詰まりなども防ぐことができ、成長が促進されます。
少なくとも小球で年1回、実生1、2年の苗なら年2回でも植え替えをしたいところです。
さて、そんなサボテンの植え替えですが、極端な気候でない限り、1年中いつ植え替えても大丈夫と言われています。
ただ、植え替えの適期はあるようです。
我が家にある書籍によれば
サボテンは1年中いつでも抜いたり植えたりできる点で、まことに都合の良い植物ですが、成長の開始に当たって移植するのが最もよく・・・以下略
平尾博著「NHK趣味の園芸・作業12か月 5 サボテン」
とのことです。
つまりは、
ある時期に絶対に守らなくちゃいけないよ!ということではないけども、どうせやるなら、ある時期にやったほうがいいよ!
ということです。
さて、適期(成長の開始)があるならば、適期に植え替えたいと思うのは当然ですね。
では適期とはいつでしょうか。
我が家にある書籍によれば
春ならば、新根がまだ動いていない二月中旬から、三月上旬。秋ならば、これから元気が出ようとする九月下旬から、十月上旬が理想的です。
伊藤芳夫著「サボテンの栽培と鑑賞」
とのことです。
上記では、「新根がまだ動いていない状態=二月中旬から、三月上旬」とひとくくりにされていますが、成長開始時期については、サボテンの属や種、また栽培環境(たとえば温室の有無とか、地域とか)などでも変わります。
栽培環境についてはなかなか一般には語れませんが、属や種についてはいろいろな本などで書いてあったりしますので、我が家にあった複数の書籍から情報を色々抜いて「おおよそのサボテン植え替え適期表」として以下にまとめてみました。
サボテン植え替え適期表
いろいろな書籍を参照したのですが、本によってそれなりに違います。そして本によって違うということは、その内容はあまり重要ではないということです。
ということで、とりあえず表にまとめることはまとめましたが、一般的に「春」と言われる季節に植え替えしておけばいいです。上の表は、その中で時間がなかったりどれから始めようか迷ったりしたときに、気持ち参照するぐらいでいいかと思います。
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てなわけで、表の通り今年の植え替えもギムノカリキウム属(Gymnocalycium)から始めます!
ちなみにギムノカリキウムから始まる根拠は下記の書籍からです。
ギムノカリキウム属の植え替えは2月に入ったらすぐに始めます。
東京カクタスクラブ編「図解サボテン作り」
ということで今日はもう3月で、遅いんですけどね。
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というわけで!
下の写真は1年前の実生の海王丸(Gymnocalycium denudatum var. paraguayensis)+実生のバッテリー(Gymnocalycium vatteri)です。
↓・・・一年後
どーん!
うん、まぁ、(一部を除き)それなりに大きくなったですかね。
栽培環境としてはビニールカバーはあるものの、冬に加温などはしていないです。そのためかふっくらはしていないです。
あとこれで成長速度が適正なのかはよくわからんです。上手い人ならもっともっとぎゅうぎゅうになるぐらい膨らむのかもしれません。
ただ、自分は生産者ではないのでこれぐらいの成長スピードで充分です。
下の写真は、やはり一年前の海王丸です。
シワッシワですが、その時の記事がこちら。
↓・・・一年後
どーん!
うんまぁ、しっかりしましたね!
ちなみに、上の海王丸は我が家の初期メンバーで、我が家に来た時の写真が以下のものです。
もうすっかりおとなになりましたね。というか本記事の上の方の海王丸は、この海王丸の子供なんですね(海王丸×竜頭の種をまいたぞ!を参照のこと。ちなみにこの記事ですが、読み直すと、海王丸の結婚相手は竜頭ではなくて瑞昌玉のような気がします。そして、交配されたというよりかは、子どもたちを見るに海王丸が自家受粉したような気がします)。
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植え替える培養土は昨年作ったものが余っていたので、とりあえずそれを使います。配合は以下参照。
ちなみにココらへんも参照のこと。
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以下は、今回の実際の植え替え手順です。
まずはサボテンを引っこ抜いて、土を落として、根を整理して、少し乾かします(今回の写真は忘れました)。そこら辺の詳細はこちら。
鹿沼土を適当に入れます。大粒が良さそうです。今回は中苗なのでこういう底上げをしていますが、小さめの苗なら特に入れていません。
培養土を入れて、マグアンプ中粒をパラっと入れました。昨年までは培養土に混ぜていたのですが、やはり発根過程で根に直接触れないほうがいいのでは?と思い、鉢底に入れるパターンにしてみました。良くなるか悪くなるかはわかりません。入れてよい量もぶっちゃけよくわかりません。
また培養土をすこし入れます。
ちなみに鉢は、よくあるスリット鉢を使用しています。鉢についてはこちら(あまり役に立たない記事ですけど)。
ぶっちゃけプラ鉢ならなんでもいいと思っています。鉢の大きさは、サボテンと鉢の間に指一本分ぐらいが入るぐらいの大きさで。また、小さいサボテンは寄せ植えがいいでしょう。
そんで植えます。根の間に土が入るように、根を広げて、例えば割り箸みたいなやつでギュッと入れてあげます。
完成。
このあとは、通常管理へ。日差しが強そうな場所ならある程度遮光。
ということで、サボテンの植え替え開始でした!
今回の作業の一番の敵は花粉でしたね!ええ!
コメント
ギムノカリキウムの植え替えは2月からでも出来るんですね!
私は、サボテンは4月まで触るな説を信じてたんですよね〜( ;∀;)
大阪は暖かくなってきましたし、今週末くらいから手をつけてみます!!
いただかさん、こんにちは!
お返事が大変遅くなり、大変失礼いたしました!
書き込み&ご来訪ありがとうございます。
植え替えは温室やフレームの有無にも関わるのですが、ギムノは2月からバンバン動いてますね。我が家では。植え替え大変な時期ですが、一年で唯一根を見ながら体調をチェックできるときですから、お互いがんばりましょう!(人´∀`).☆.。.:*・゚
インフルで寝込んでて出来ませんでした!
実はちゃんと植え替えするのは初めてなんで楽しみにしてたんですが…( ´Д`)