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というわけで、今回台木に使用する実際の杢キリンはこちらです。
「そこらの公園に生えている感」が半端ないですが、サボテンです。
ちなみに杢キリン接ぎは、噂ではあらゆるサボテン接ぎ木のなかでもすこぶる成長が早く、成功率も高いということです。
また、杢キリンは、他の接ぎ木と違って、枝をカミソリで尖らせて、そこにぶっ刺すという形態をとります(麒麟団扇のようにスライス接ぎもできるらしいですが、一般的にはぶっ刺し法が採用されている気がします。)。
こんなかんじ。わかりづらいですが写真中央。
そんで接穂はこちら。そこら辺にあった綾波(Homalocephala texensis)。
根っこを切って、楊枝で穴を開けます。
(この楊枝穴あけ法を行わなくても、カッターで十字に切込みを入れるだけでも良いそうです。枝の硬さによりけりですかね。)
そんでさっきの尖らせた枝にぶっ刺す! 結構奥の方まで。
ついでにそこらにあった鸞鳳玉もぶっ刺しました。
さらに、そこらにあったヒモサボテン(Selenicereus Validas)もぶっ刺す!
あとそこらにあったヒルデウィンテラ(Hildewintera colademononis)もぶっ刺す!
その他、写真にはないのですが、海王丸とかメロカクタスの何かを指しときました(鉢を分けて)。
そんで1~2ヶ月後・・・・。
こんなかんじに。
ニョロってますね! とりあえずこいつは成功した模様。
綾波はしぼんできました! 失敗ですね!
ランポーはわかりません。
メロカクタス不明種は・・・
ピントは全く合っていませんが、稜が動いてきましたので、成功した模様。
こちらヒルデウィンテラもにょろにょろ。少し伸びました。
というわけで、ついでみた感想なのですが、まぁ成功率は高いのかなぁと思いました。
ただ、なんというか「ドッギャーン!」という感じの爆発的成長という感じが全くしません。これからなのでしょうか。それとも種類によって親和性があるのでしょうか。
杢キリン接ぎはキリン団扇接ぎと違って、やたらと脇芽がでて、左右に枝が大暴れするので邪魔になりますね。これはかなりのデメリットのような気がします。
というわけで杢キリン接ぎでした。