長きに渡り胞子から育ててきたビカクシダ(コウモリラン)シリーズですが、
遂に最終章です!たぶん。
いままでの記事はこちら。
- ビカクシダの胞子培養をするぞ!
- ビカクシダを胞子培養するぞ!2週間後
- ビカクシダを胞子培養するぞ!4週間後
- ビカクシダを胞子培養するぞ!6週間後
- ビカクシダを胞子培養するぞ!10週間後
- ビカクシダを胞子培養するぞ!16週間後
- ビカクシダ(コウモリラン)胞子培養が大変なことに!!!
- ビカクシダを胞子培養するぞ!48週間後
- ビカクシダを胞子培養するぞ!1年5ヶ月目
- 胞子培養のリドレイをついにポット上げ!
- ビカクシダを胞子培養するぞ!2年後
というわけで、上記の記事の通り、リドレイ、クアドリディコトマム、ホルタミー、アンディヌムを胞子から育ててきたわけですが、遂にビカクシダ栽培の真髄(?)である板付できるサイズになりました。
思い起こせば、最初は↓これですよ。これ。
もはやゴミだか、埃だか、何だかわからない粉でした。
↓これが2年半の時を経て・・・。
大きくなったものです。
まずはビカク界の王様的存在、リドレイ(Platycerium ridleyi)です。
写真は板付けしてから二週間ぐらいです。貯水葉が水苔を包み始めました。そしてキャベツらしくなってきました。
こちらもリドレイ。
カブトムシみたいな胞子葉もちゃんと出て、立派なものです。
ちなみに現在は遮光ネットで木漏れ日処理したバルコニー雨ざらし栽培です。基本は水苔が乾いたら水やりをしています。今の季節だと2日に一回ぐらいじゃぶじゃぶ(その栽培法で合っているかはわかりませんが・・・)。です。肥料はいまのところエードボールを一個だけ水苔に詰めています。
風と日光にあたると、貯水葉が分厚くなる気がしますね。
こちらもリドレイ。
ヘゴ板が高価なので、200円ぐらいのガーデンパネルに付けました。ビニール紐がかっこ悪いとか全く気にしません。
なお、栽培上の個人的感覚としては、角が生えてきたあたりから、水分をやや乾燥気味にしないと根腐れする気がしました(逆に角が生えるまでは、ある程度常に湿っている状態で良い・・・気がしました。)。
こちらはクアドリディコトマム(Platycerium quadridichotomum)。貯水葉がアイスラッガーのようになっています。リドレイは部屋の中ではよく虫(コナカイガラムシか?)がつきましたが、クアドリさんには全くつきませんでした。優秀な子です。
ちなみに貯水葉を一部直射日光で焼いてしまいました。
下はアンディヌム(Platycerium andinum)かホルタミー(Platycerium holttumii )のどちらかです。ラベル紛失しました。ぶっちゃけたところ、私はアンディヌムもホルタミーも大人の株を見たことがないので、どちらか予想もつきません。
ちなみにどの株も、風速が8mを超えそうなときは部屋に入れています。
・・・
ということで、今思い返せば、胞子を蒔いた当初は
「これ、1万株ぐらい育つんじゃないか!?」
って思ったもんですが、結局うまく育って生き残ったのは数株でした。いやはや難しいものです。
でも、初めてにしては上出来かなとも思います。
いつかこの子達に胞子がついたら、また一から育てたいですね!