雌雄異株のウチワサボテン?謎の高級ウチワサボテンの正体とは?

いまを遡ること2017年は1月。山城愛仙園さんで高級な(?)ウチワサボテンを買いました。

どれぐらい高級かというと、下記の写真の株で、黄熱病を研究した偉人が2人ぐらい必要なぐらいです。我が家では高級な部類ですね。

IMG_7713.JPG

山城愛仙園新年展示即売会2017に行ってきたぞ!
山城愛仙園新年展示即売会2017に行ってきたぞ!
というわけで、今年も神奈川から遠路はるばる行ってきました山城愛仙園様の新年展示即売会です! 愛仙園さんの公式ページはこちら。 サボテンと多肉植物・有限会社山城愛仙園 そんで去年の記事はこちら。 ※なお、写真撮影の許可は頂...

上の写真ではわかりづらいですが、アレオーレから影のようなものが点々と落ちていて、本体はぶっとくて、とてもかっこいいウチワでした。

ラベルには「象牙ウチワ」と書かれていました。

象牙ウチワと言えば、一般的には下記の画像検索のとおり、Opuntia microdasys var. albispina(白桃扇=バニーカクタス?)のことを指すことが多いようですが、

象牙ウチワの画像検索結果

Opuntia microdasys var. albispina

さすがに、これが白桃扇ではないことぐらいは素人の自分でもわかります。値段的にも分かります。ええ。

自分は正直なところ、あまりラベルというものには興味がなくて、ひとめぼれしたものであれば、それがいわゆるレアものだとか、普及種だとか、を気にすることは特にはありません。どんなものだろうが育てていて楽しければそれでいい派です。売るために育てているわけでもありませんし。

ということで、これを購入させていただいたときにも、「象牙ウチワ???」と思いながらも、見た目がカッコよかったので選びました。

さて、そんな(我が家の)象牙ウチワですが、このたび花が咲きました!

どーん!

20180519_120308.jpg

ボディの謎の陰影がかっこいいでしょう?まんまるとして可愛いですし。

花芽もいっぱいです。すばらしいですね!

20180519_120313.jpg

というわけで、いつもならここで終わるのですが、ふと姫路カクタス様のブログを拝見していますと、なんと我が家の「象牙ウチワ」と見た目が全く一緒なウチワサボテンの写真が掲載されていました!

花も同じ黄色いものですし、間違いなさそうです。

5月7日 しばらく留守にした温室がエライことになっていた – 姫路カクタスのサボテンブログ – Yahoo!ブログ

姫路カクタス様の記事よれば、これは象牙ウチワではなく

‘ダルマ影絵’

とあります。

なるほど、なんともカッコイイ和名です。サボテン和名大賞でもトップ10に入れてもいいぐらいハイセンスな名前ですね。

そして、姫路カクタス様によれば、ダルマ影絵の学名に、

オプンチア・ステノペタラ

とあります。

試しにGoogle画像検索でステノペタラと検索すると


ステノペタラの画像検索結果

やはり、私の持っている奴とそっくりです。

そうかこれはステノペタラというのか!

なるほど、メモメモ・・・

っとここで問題が発生しました。

ステノペタラというカタカナから推測するに、学名はOpuntia stenopetalaで間違いはないと思うのですが、Opuntia stenopetalaでGoogle画像検索しますと、

Opuntia stenopetalaの画像検索結果


Opuntia stenopetala

こんなかんじです。

本体の特徴的な影模様は、栽培環境でも違いそうですからちょっとおいておきますが、なんか花の色が、自分のや姫路カクタス様のと違ってオレンジ色?な気がするんですよね。

といいますが、刺とかも違うような・・・。

海外のWEBによれば、Opuntia stenopetalaは

petals orange-red, very narrow, 10 to 12 mm long, with long acuminate tips.(翻訳:花弁はオレンジレッド、非常に狭く、長さは10〜12mm、長い尖鋭な先端を有するぜ!)

Opuntia stenopetala

だそうで、どう翻訳しても我が家の象牙ウチワ改めダルマ影絵とは違う気がします。

うーむ。どういうことか。

そんなこんなでWEBでこのOpuntia stenopetalaについて検索していくと、いろいろと面白いことがわかりました。

まず、Opuntia属には、雄花と雌花を持つ種が二つだけあるということ。それはOpuntia quitensisOpuntia stenopetalaであるということ(Opuntia robustaもかも?)。

http://tephro.com/index.php/the-journal/article-index-by-title.html?id=24

そして、Opuntia quitensisが単純な植物体ごとに雌雄が別れた単純な雌雄異株に対して、Opuntia stenopetalaは、雌雄の花は最初は雄雌同花(両性花)なのだけども、発達過程でプログラム細胞死(Programmed cell death, PCD)の力で、雄花では雌しべが機能を停止し雄しべだけが機能的に残り、雌花では雄しべが機能を低下し、花粉も生成されなくなるらしいです(英語審議!)。

https://www.botany.one/2013/11/programmed-cell-death-drives-male-sterility-opuntia/

http://www.llifle.com/Encyclopedia/CACTI/Family/Cactaceae/33808/Opuntia_stenopetala

へ~ですね。

※大学1年の時の学力全盛期にたたき出したTOEICの点数が390点の私が、全力を駆使して読解した結果ですので、本当に合っているかはどうかは保証できません。

その他参考WEBはこちら。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23877075
https://cals.arizona.edu/FSPRIII/Poster%20prize%20winners.html
https://www.jstor.org/stable/23909313?seq=1#page_scan_tab_contents

というわけで、

我が家のダルマ影絵がOpuntia stenopetalaだったら、雄しべか雌しべのどちらかしかないんではないか?ということで、もう一度我が家で咲いた花を見てみます。

20180519_120313.jpg

うーん、どう見ても雄しべと雌しべがありますね。。。
細胞死が起きる前の初期段階なのか?

・・・いやたぶん、やはりOpuntia stenopetalaではない気がする。。。。

というわけで、

おそらく、我が家のこのウチワサボテンが和名:ダルマ影絵であることは間違いないとは思いますが、学名:Opuntia stenopetalaどうかは審議ということでしょうかね!

というわけで、よくわからないけども自分としては元気に育ってくれればそれでいいです!今後もかっこよく育っていってほしいウチワサボテンでした!

【2015年5月22日追記】

twitterとコメントでステノペタラではなく Opuntia decumbens ではないかという情報をいただきました!

Google画像検索結果

Opuntia decumbens

上の写真は唯一あったCreative Commonsの写真です。

これですな!

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スーパーサボテンタイム管理者

2013年に知人宅にあった金鯱の美しさに一目惚れして、サボテン栽培を開始する。栽培場所はベランダとルーフバルコニー。好きなサボテンは海王丸。

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コメント

  1. cooパパ より:

    ヤフオクでもステノペタラで出品されていますが、団扇に詳しい方からOpuntia decumbensと教えて頂きました。

    • cooパパさん

      こんにちは!ご来訪&書き込みありがとうございます!
      貴重な情報ありがとうございます!!

      twitterでも同様の情報をいただきまして、いろいろ検索しましたところやはりOpuntia decumbensにそっくりですね!ということで、記事も修正しておきました!

      いろいろな方からいろいろな情報をいただけることは本当にありがたいです。(人´∀`).☆.。.:*・゚
      どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!

  2. おきでんん より:

    私も先ほどまでステノペタラだと思い込んでおりました。開花はすごいですね…
    とりあえず、団扇類の中でも特に寒さに弱い部類だと思われますので温度には気を付けてください。冬になるとあっという間に枯れてしまった経験がありますので…。

    • おきでんんさん

      こんにちは!書き込みありがとうございます!
      そしてご返信が遅れまして大変失礼いたしました。
      ネットワーク環境トラブルで、陸の孤島みたいなかんじでした。

      寒さに弱いのですか!この子は冬は2度ぐらいまでのところで今の所元気にしています。
      でも一瞬の寒波で危険ということですね!気をつけます!(人´∀`).☆.。.:*・゚